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企業がビジネス日本語研修を導入するときに使える参考教材を紹介
2023年12月27日 公開
近年、日本企業で働く外国人従業員の増加に伴い、外国人向けのビジネス日本語研修用の教材も多く市販されるようになりました。そういった中で、外国人従業員の研修担当者の中には「外国人向けのビジネス日本語の教材はたくさんあるけど、どれを選べば良いか分からない。。」といった悩みをお持ちの方も少なくないかと思います。
当記事では、そのようなお悩みの方向けにビジネス日本語研修を導入する際、どの教材がより良い効果が期待できるのかを厳選して紹介させていただきます。
基礎的な日本語力は必須
まず前提として、ビジネス日本語の教材についてですが、ごく一部を除いてほとんどのテキストが初中級レベル以上となっており、基礎的な日本語力がある方が対象となっています。 ※初中級レベルとは初級と中級の間のレベルになります。つまり、ビジネス日本語を学習する前に、初級レベルの日本語学習を一通り完了しておくということが望ましいです。目安として日本語能力検定だとN3以上が望ましいです。
新・にほんご敬語トレーニング(アスク出版)
ビジネス日本語で一番大切と言っても過言ではない敬語の知識や使い分け、謙譲語や丁寧語の違いなどを学ぶのに打ってつけの教材が「新・にほんご敬語トレーニング」になります。日本で働く外国人ビジネスパーソンがぶつかる壁、それはビジネス日本語、特に敬語です。敬語には当然ながら普段の日常会話では殆どつかわない表現もあり、独特の言い回しや、メールの形式など、日本語が上級レベルの方でも苦手意識を持っている方が少なくありません。この「新・にほんご敬語トレーニング」のテキストでは基礎的な尊敬語と謙譲語の使い分けや、日常生活やビジネス場面に必要な敬語を学ぶことができます。
https://www.ask-books.com/jp/978-4-86639-570-8/
しごとの日本語 メールの書き方編(アルク)
ビジネスで必要な日本語でのメールの書き方の基本を網羅的に習得できるテキストです。また、習得の業務上で必要になりそうなメール例文を定型書式として掲載していますので、仕事中に必要になったらすぐに参照できるハンドブックとしても使えます。
https://www.alc.co.jp/entry/7007189
にほんごで働く!ビジネス日本語30時間(スリーエーネットワーク)
様々な仕事の場面使うビジネス日本語を学ぶことができるテキストになります。日本語の練習セクションには豊富なイラストを用い、楽しく学習できるようになっています。短期間で日本のビジネスマナーや場面にふさわしい表現力を身につけたい学習者におすすめです。また、補助教材として音声の教材もついているため、正しい日本語の発音なども学べることができます。
https://www.3anet.co.jp/np/books/4012/
人を動かす! 実戦ビジネス日本語会話 中級1(スリーエーネットワーク)
実際のビジネス場面で「相手を動かせるような会話力」を身に付けることを目標にしたワンランク上のビジネス日本語力を身につけるためのテキストです。 各セクションでは「本文会話」「表現」「談話練習1」「談話練習2」の構成されており、徹底したビジネス会話パターンの練習を行うことで、スムーズな日本語のやり取りができるようトレーニングが可能になります。特に談話練習セクションでは、様々なビジネスの場面における会話の運び方などを学べるため、単に日本語の表現を暗記するだけではなく、当意即妙を踏まえたビジネスコミュニケーション力を高めることができます。
本書をマスターしたら、同シリーズの『中級2』、『上級』へとステップアップでき、更に"実戦的な"会話力が磨けます。初級修了後からビジネス日本語を学びたい人におすすめのテキストです。
https://www.3anet.co.jp/np/books/4022/