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語学の習得プロセスは「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順で学ぶ

2021年5月27日 公開

語学の習得プロセスは「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順で学ぶ

語学学習のプロセスは、どんな言語であろうと変わりはありません。外国人が日本語を学ぶことも、日本人が外国語を学ぶことも同じ。そして赤ちゃんが言語を習得することとも同じです。

言語の習得は、まずは「聞く」からスタートします。赤ちゃんの場合で言えば、胎児の頃からお母さんにたくさん話しかけられ、多くの時間を聞くことに費やして、ようやく話せるようになるように、語学学習もまずはひたすら「聞く」ことが大切です。

そして、「聞く」の次は「話す」です。「読む」ことができるようになってから「話す」という手順もあります。しかし脳科学研究では、インプットである「聞く・読む」を繰り返すよりも、インプットしたことを繰り返しアウトプットすること、すなわち「話す・書く」をした方が脳に定着しやすいといわれています。ある程度インプットしたら、アウトプットする、つまり「聞く」ができるようになったら「話してみる」。この方が効率的であるといえるでしょう。

次は「読む」です。当然のことですが、読めないものを書くことはできません。「読む」の次が「書く」という順になります。

このように「聞く」「話す」「読む」「書く」という順を意識して語学を学習していきますが、重要なのは自分の学習レベルを理解し、そのレベルに合った4技能をバランスの良い割合で学んでいくことです。

では、それぞれの日本語の学習方法はどのように進めたらよいのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

聞く ~Listening~

音楽のように日本語の会話を聞き流す方法がおすすめです。専用のリスニングCDでもよいですが、おすすめはアニメやドラマ、映画など。自分の興味のあるものがあれば、それが一番の近道です。

最初のうちは聞き取れる単語がいくつかある程度で大丈夫。繰り返し聞いているうちに自然とわかる言葉が増えていきます。さらに意味の分からない言葉を調べることを繰り返していけば、一般的な日本語会話の聞き取りはそれほど難しいことではないでしょう。

話す ~speaking~

次はスピーキングです。4技能の中でも最も重要な技能といってもよいでしょう。日本語会話を聞き取ることができるようになっても、話せなくては意味がありません。これにはやはり日本人と積極的に会話をすることが一番です。

リスニングで学んだことをアウトプットすることで、日本語会話が身についていきます。敬語が話せるようになることも重要です。日本で働く、ビジネスをしていく上では敬語は必須となります。

読む ~reading~

ひらがな、カタカナ、よく使われる簡単な漢字を一通り読めるようになったら、自分のレベルにマッチングする最適な読み物を選んで学習していきます。リーディング初級者には、漢字にルビのふってある外国人向けのニュースサイトなどがおすすめです。最新のニュースを「やさしい日本語」で読むことができます。漫画もルビがふってあることが多いのでお勧めです。上級者は、短編小説にチャレンジしてみましょう。ショートストーリーなら繰り返し何度も読むことができるので練習には最適です。

書く ~writing~

ライティングは、話すことと読むことがある程度できるようになっていれば上達は早いです。まずは文章を書き写すことから始めます。外国人にとって、漢字を書けるようになることはとても難しいようです。

しかし、はじめは日常でよく使われる漢字だけ書けるようになれば十分です。日本人でも手書きで文字を書くことは少なくなっていることもあり、漢字を忘れてきてしまっています。

パソコン等で文書を書くことが多い今、日本語を学ぶ外国人にとって、漢字が書けることはそれほど重要ではないといえるでしょう。文章の書き写しがすらすらと書けるようになったら、徐々に手紙を書く、日記を書く、など自分の考えた言葉を文字に起こしていく作業で、ライティング力を上げていきます。

ビジネス日本語を鍛えるならアウトプットも大事

日常会話と同様、ビジネス日本語でも「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順番で学ぶのが重要です。特に、企業研修の場合はこの4つのプロセスを踏まえてどう研修機関と協力していくのかが重要になってきます。

インプットは自主学習や研修でできるという方も多いのですが、建設的なアウトプットには企業で行う取り組みも効果的。下記の資料では、各社が取り組むビジネス日本語向上施策を紹介しています。自社で取り組みやすいよう解説しておりますので、よろしければご参考ください。

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日常会話ができても、ビジネス会話がいまいち・・日本人社員とのコミュニケーションがままならない。そんな課題を解決した企業施策を紹介しています。

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このような学習プロセスで進めていけば、独学でも日本語をマスターすることは可能です。しかし、ビジネス会話となると話が違ってきます。それぞれの業界や職種によって使われる言葉は変わってくるため、より専門的な学習が必要となります。

日本語オンラインスクールでは、日常ビジネスシーンで必要な基礎的な会話はもちろん、「プレゼン」「商談」などで使用する高度な会話まで、リアルなビジネスシーンを想定したさまざまなシチュエーションで、ビジネス日本語のパターンを学ぶことができます。お客様の課題やニーズにあわせた外国人社員の日本語教育やキャリア支援コーチングで、貴社の人材育成をサポートいたします。

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