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無料で使える外国人向け日本語教材まとめ|企業研修での効果的な活用法

2023年8月14日 公開

ここ数年、日本企業では外国人社員の採用が急増しています。特に製造・IT・建設業など、専門技術職を中心に外国籍エンジニアの活躍が進む一方で、「日本語での報連相が難しい」「現場で安全面の指示が日本語で伝わらない」といった課題も少なくありません。こうした中で、入社後に現場で使える日本語力を育成するための日本語研修の重要性が高まっています。
この記事では、無料で使える外国人向け日本語教材をレベル別(N5〜N3)に紹介しながら、企業研修や授業現場での活用方法、効果を高めるための設計ポイントも合わせて解説します。
「どの教材をどの段階で使えばよいか」「無料教材をどう組み合わせれば成果が出るか」を明確にしたい企業担当者の方に、実践的なヒントをお届けします。

※なお、当スクールではオンラインで日本語を指導いただける日本語講師・日本語教師も随時募集しています。 在宅・リモートでのレッスンに興味がある方は、募集要項をご覧ください。日本語オンライン講師・教師の募集要項はこちら

無料で使える日本語教材まとめ(学習者〜企業研修向け)

JFにほんごeラーニング「みなと」 サイト画面イメージ

JFにほんごeラーニング「みなと」

対象レベル目安:N5〜N4

国際交流基金が提供するオンライン学習プラットフォーム。基本文法・語彙・会話を体系的に学べるコースが揃っており、無料で使える教材もあります。学習進捗がオンラインで可視化できるため、企業側の管理にも向いています。

おすすめの使い方: 内定〜来日前の「事前学習」として指定し、週ごとの学習状況を人事・講師が確認することで、入社時の日本語レベルを底上げできます。

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NHK WORLD Easy Japanese 教材イメージ

NHK WORLD Easy Japanese

対象レベル目安:N5〜N4

短い会話フレーズや日常表現を、音声・スクリプト付きで学べる無料教材です。発音とリスニングに特化しており、基礎コミュニケーション力を身につけたい社員に適しています。

おすすめの使い方: 1日10〜15分の「耳ならし」課題として社員に配布。上司とのあいさつ、依頼のしかたなど、現場でそのまま使えるフレーズを反復できます。

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NHK WEB EASY ニュース教材イメージ

NHK WEB EASY

対象レベル目安:N4〜N2

実際のニュースを「やさしい日本語」で読めるサイト。音声読み上げと語彙サポートつきで、現実的なトピックを扱いながら語彙・読解力を伸ばせます。ビジネスの場面でも話題にしやすいテーマが揃っています。

おすすめの使い方: 毎週1本の記事を宿題にし、次回のレッスンで要約・意見を日本語で発表してもらう。報告・説明・意見表明のトレーニングになります(特にエンジニア・総合職向き)。

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げんばのにほんご 教材イメージ

げんばのにほんご(OTIT公式教材)

対象レベル目安:N5〜N3(製造・建設・食品など現場職)

外国人技能実習機構(OTIT)が公開している、現場での指示・安全確認・報告の流れを学べる教材。動画・音声・PDFが揃っており、作業手順を視覚的に理解できるのが特長です。

おすすめの使い方: 新人研修/OJT前教育で、映像を見せてから現場リーダーとロールプレイ。「どこが危ないですか?」「ここ、止めてください」など、実際の会話に直結します。

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厚生労働省:外国人建設就労者のための教材 イメージ

外国人建設就労者のための教材(厚生労働省)

対象レベル目安:N5〜N3(建設現場)

安全・衛生・作業ルールなど、建設現場で必須の知識を学べる教材。日本語だけでなく、英語・ベトナム語・中国語など多言語に対応しており、複数国籍の社員に同じルールを説明したい企業で重宝します。

おすすめの使い方: 入社時オリエンテーションで配布し、「まず母語で安全ルールを理解 → 日本語で復唱」という流れをとると理解度が高まります。

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外国人建設就労者のための安全衛生教育映像教材 イメージ

外国人建設就労者のための安全衛生教育映像教材(建災防)

対象レベル目安:N5〜N3(建設・設備工事)

建設現場で実際に起こりやすい事故やヒヤリハット事例を映像で学べる教材。言葉だけでは伝わりにくい「危ない行動」「やってはいけない手順」を視覚的に理解できます。

おすすめの使い方: 月次安全ミーティングや朝礼で視聴 → その場で確認テスト・口頭チェックを行い、理解度を記録しておくとコンプライアンス面でも有効です。

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企業研修で無料教材を活用する3つの方法

① 来日前・内定後の事前学習に

「みなと」「NHK WORLD Easy Japanese」 を用い、来日前6〜8か月間で基礎力を養成します。企業側が「この教材を進めてください」という指定教材をはっきり示し、週1回オンラインで面談・進捗確認を行うと効果的です。

② 研修・授業内での補助教材として

「NHK WEB EASY」 など、やさしい日本語で書かれた時事教材を使ったディスカッション型レッスンが有効です。語彙・要約・発話を組み合わせることで、現場で必要になる「自分の考えを日本語で伝える力」が伸びます。

実例:製造業や建設、IT企業での外国人エンジニア向け日本語研修では、
「宿題として関心のあるテーマの記事を読む」→「自分の意見を整理・練習」→「レッスン当日に講師の前で意見を発表する」という流れを採用しています。 このプロセスにより、報告・相談・提案といったビジネス場面の会話がスムーズになっていきます。

無料教材を活かした研修設計の事例|オフィス家具メーカー(東証プライム上場企業)

外国籍エンジニアを毎年採用しているオフィス家具メーカー(東証プライム上場)では、無料教材や市販教材を単独で使うだけでは、日本語力の定着や実務での会話力向上に限界があることが課題でした。
日本語オンラインスクールでは、「NHK WEB EASY」などの無料教材を宿題として活用しつつ、レッスン内で要約・意見発表・ロールプレイを実施。
教材学習とアウトプットを組み合わせることで、報連相や業務説明がスムーズになり、現在は累計50名以上・4期連続で研修を継続導入いただいています。

※他にも、IT・製造・建設業界を中心に多数の導入実績がございます。
日本語オンライン研修の導入事例一覧はこちら

③ 現場教育や安全研修に

製造業・建設業では、 「げんばのにほんご(OTIT)」建設業労働災害防止協会(建災防)の安全教材 など、映像つき教材を活用する方法が特に効果的です。
映像でイメージをつかむ → 現場でロールプレイする → 簡単な理解テストで定着を確認する、という3ステップを組み合わせることで、指示の聞き間違いや安全ルールの抜け漏れを大きく減らせます。

教材選定の5つのステップ

教材選定の5つのステップ
(成果につながる日本語研修設計の考え方)

1. 現在の日本語レベルを把握する

まず、社員の現状レベルを正確に把握します。
無料教材を活用する場合でも、「N5〜N2のどの層か」を明確にすることで、教材選びの精度が大きく変わります。
JLPTレベルチェックや、日本語会話レベルのチェックを組み合わせて評価すると効果的です。

2. 目標とするレベルを具体化する

「半年後に報告・相談ができるようにする」「安全確認の指示が理解できる」など、業務行動ベースでのゴール設定を行いましょう。
単にJLPT合格を目指すのではなく、業務に直結した「できること」を言語化することが重要です。

3. 必要な学習時間を把握する

無料教材は「自学型」が多いため、学習時間の設計がカギになります。
以下は、JLPTレベルアップに必要な目安時間です:

日本語レベル 累計学習時間(初心者から) 前レベルからの追加学習時間 1日1時間学習した場合の目安期間
N5約150〜300時間約5〜10ヶ月
N4約300〜400時間約150〜250時間約5〜8ヶ月
N3約450〜600時間約150〜200時間約5〜7ヶ月
N2約600〜800時間約300〜400時間約10〜13ヶ月

たとえば「500時間を8ヶ月で学ぶ」なら、1日約2時間の学習が必要です。
企業が学習時間を勤務時間内に確保できるかどうかも、成功の鍵になります。

4. 目的に合った教材を選ぶ

無料教材は多種多様ですが、目的ごとに役割を整理して組み合わせることが大切です:

これらを、「事前学習」「レッスン内」「現場教育」の3フェーズで組み合わせるのが理想的です。

5. 定期的に進捗をチェックし、内容を調整する

無料教材は自習形式が多いため、定期的なフィードバックが欠かせません。
3〜6ヶ月ごとに理解度を確認し、教材・頻度を見直しましょう。
学習進捗レポートのように可視化できる仕組みを導入すると、人事側も状況を把握しやすくなります。

まとめ:無料教材+フォロー体制で“現場で使える日本語力”を

どの日本語教材でもこれをひとつやれば大丈夫ということはありませんので、 外国人の日本語レベルや目的など一人一人のニーズに合わせて複数組み合わせたり、使い分けて利用すると効果的です。研修設計・進捗管理を組み合わせることで、現場で使える日本語力を育成できます。本コラムが教材選びの参考になりましたら幸いです。

👉 ビジネス日本語教材まとめはこちら
現場で使える日本語力を育てるための市販教材も詳しく紹介しています。

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