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外国人社員の日本語N4で何ができる?合格レベル・学習時間・研修活用例

2025年9月29日 公開

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本記事では、日本で働く外国人社員の育成を検討している企業担当者向けに、 JLPT N4レベルで「実際にどこまで日本語が使えるのか」を解説します。

日本語能力試験(JLPT)は、日本語を母語としない学習者の日本語力を測る世界共通の試験です。

「N4」は、N5より一歩進んだレベルとして、初級レベルの日本語学習者が目標とするステージです。日常生活でよく使われる日本語を理解できるかどうかを測るもので、留学や就職を目指す学習者にとって欠かせない試験でもあります。

日本語能力試験(JLPT)N4とは?

JLPT N4は、日本語の基礎をある程度身につけ、簡単な会話や文章の理解ができる学習者を対象にしています。学習時間300〜400時間程度の日本語学習者が受験するレベルです。

N4のレベルに合格すると、日常生活で遭遇する典型的な場面に日本語で対応できるようになります。例えば、買い物の場面で必要な会話を理解したり、短い手紙やメールを読んで要点をつかむことができます。

N5では「基本的な単語やフレーズの理解」が中心でしたが、N4では「少し複雑な表現や文章にも対応できるか」がポイントです。

N4の試験とは?

日本語能力試験と聞いても、馴染みのない方にはイメージしにくいでしょう。本章では以下の項目に分けて解説します。

  • 試験項目
  • 試験時間
  • 合格点

詳しくみていきましょう。

試験項目

N4は以下の3つのセクションから成り立ちます。

言語知識(文字・語彙)

漢字の読みや、ひらがな・カタカナ・漢字の表記の問題、語彙の使い方や似た意味の語彙や文を選ぶ問題があります。

言語知識(文法・読解)

文法は文の内容に合った文法を選ぶ問題、文章の流れに合った文法を選ぶ問題があります。

読解は短めの文章や少し長めの文章を読んで、文の内容が理解できているか、必要な情報を掴むことができるかを問う問題があります。

聴解

まとまった文章・話を聞いて、内容が理解できているか、イラストを見ながら、それに合った発話表現はどれか、などを問う問題があります。

試験時間

N5の試験は以下の時間配分で行われます。

  • 言語知識(文字・語彙):25分
  • 言語知識(文法・読解):55分
  • 聴解:35分


合計でおよそ115分の試験です。

合格点

JLPTは「総合得点」と「各区分の基準点」で合否が決まります。

合格するには、総合得点が180点満点中 90点以上で、且つ、各区分(言語知識/読解/聴解)で設定されている基準点に達している必要があります。

総合得点が高くても、基準点に満たない区分がある場合、不合格になるため、バランスよく学習することが大切です。

実際のN4レベルの会話力とは?

こちらは、実際に当スクールで受講されているN4レベルの会話力の方のレッスンの様子となります。実際のN4レベルの生徒の会話例をこちらの動画でご覧ください。

JLPT各レベルと学習時間の目安

日本語能力試験(JLPT)は、N5(初級)からN1(最上級)までの5段階に分かれています。
企業で外国人社員の日本語研修を実施する際には、どのレベルを目標にするかによって、必要な学習時間や研修期間が大きく変わります。
以下は、N4を含む各レベルに到達するまでの一般的な学習時間の目安と、1日1時間の学習を継続した場合のおおよその期間です。
研修計画や人材育成のスケジュール設計にご活用ください。

レベル 累計学習時間(初心者から) 前レベルからの追加学習時間 1日1時間学習した場合の目安期間 職場で想定される日本語運用レベル
N5 約150〜300時間 約5〜10ヶ月 簡単な挨拶・自己紹介・日常会話が可能
N4 約300〜400時間 約150〜250時間 約5〜8ヶ月 簡単な指示理解、基本的な会話が可能
N3 約450〜600時間 約150〜200時間 約5〜7ヶ月 職場での簡単なコミュニケーションが可能
N2 約600〜800時間 約300〜400時間 約10〜13ヶ月 業務指示・報連相・文書理解が可能(実務対応レベル)
N1 約900〜1200時間 約300〜400時間 約1年3ヶ月〜1年8ヶ月 専門職レベル。日本人同等に議論・報告が可能

※一部参考:日本語能力試験

※導入事例:東証プライム上場のオフィス家具メーカーでは、外国籍新卒エンジニアの育成を前提に、日本語N4〜N5相当から段階的に研修を設計。基礎の定着(指示理解・報連相)→会話力強化→N3/N2対策へとステップアップする運用により成果が見えやすく、研修は累計50名以上・4期連続で継続導入されています。

※他にも、IT・製造・建設業界を中心に多数の導入実績がございます。
日本語オンライン研修の導入事例一覧はこちら

N4合格にマストな能力と対策

N5に合格するには、以下の能力を鍛える必要があります。

  • 文字
  • 語彙・文法
  • 会話・運用力
  • 聴解

対策と併せて詳しく解説します。

文字

N5レベルではひらがな・カタカナ・漢字が試験範囲に含まれていたのに対し、N4では、それらに加えて日常的に使用する漢字を読めることが前提となっています。

必要な能力 対策
  • 日常生活で目にする身近な漢字(約300字)が正確に読める
  • 漢字練習ノートやアプリを活用し、読み・意味・使い方を同時に学習する。

語彙・文法

N4の試験範囲の語彙は学校生活や家庭、買い物、交通など日常生活で目にするものばかりでなく、「経験」など抽象的な語も含まれます。また、文法は少し長めの文の組み立て方を理解しておく必要があります。

必要な能力 対策
  • 日常生活で使う語を広く理解し、使用することができる
  • 似た意味の語・文を見つけたり、言い換えができる
  • 単語帳を繰り返し暗記するだけでなく、会話や作文で実際に使ってみる。
  • 問題をたくさん解き、「別の言い方」に慣れる

会話・運用力

N4では「友達との約束」「先生への質問」「買い物でのやりとり」など、日常的な場面を題材にした問題がよく出ます。

必要な能力 対策
  • 自分の事情とその理由を述べることができる。
  • 短いメッセージの読み書きができる。
  • 時間や場所など必要な情報を読み取ることができる。
  • ロールプレイ形式で練習する。日本語学習者同士で会話練習をするのも効果的。
  • その場面でよく使われる表現を覚える。
  • 文章の中から必要な情報を見つける練習をする。

聴解

N5では短く、ゆっくりな会話だったのが、少し長めの会話や説明に広がります。スピードもN5より少し速くなるため、日常的に耳を慣らしておくことが必要です。

必要な能力 対策
  • 少しゆっくり話される、日常的な場面での会話や説明が理解できる。
  • N4の聴解テキストの音声を何度も聞き、スピードに慣れる。
  • 会話や説明の中からキーワードを見つける練習をする。

N4対策におすすめの教材

N4対策におすすめの教材は以下の3つです。

  • 公式問題集
  • 総まとめN4
  • スピードマスターシリーズ

詳しく解説します。

教材名 価格/出版社 特徴
公式問題集 ¥700(税抜)/凡人社 本番の試験と同じ形式で練習できる教材。実際の問題傾向や時間配分を体感できるので、模擬試験として本番前に活用するのも効果的。
総まとめN4 漢字・ことば:¥1,430(税込)

文法・読解・聴解:¥1,760(税込)/アスク出版

漢字・ことばのテキストと文法・読解・聴解のテキストに分かれており、効率よく学べる。1日見開き2ページずつ進められる構成になっており、試験直前の総復習にも◎。図解やイラストが豊富で、学習が苦手でも続けやすい。
スピードマスターシリーズ

読解

文法

聴解

語彙

読解、文法、聴解、語彙 各¥1,320(税込)/Jリサーチ出版 各分野を重点的にトレーニングできる教材。特に語彙と聴解に強く、問題数が多いため演習量を確保したい人におすすめ。模試形式の問題も多く、本番を意識した実践練習が可能。

効果的なN4勉強法

本章ではN4の効果的な勉強法を3つご紹介します。

  • 毎日短時間でも継続する
  • アウトプットを意識する
  • オンラインレッスンを活用する

詳しく解説します。

毎日短時間でも継続する

1日30分でも、毎日日本語に触れる習慣をつけるといいでしょう。N4は日本語を学習する上で土台となるレベルなので、学習習慣をつけることが大切です。

アウトプットを意識する

単語や文法の問題を解くだけでなく、実際に使うことが大切です。覚えた語を使うことも大切ですが、忘れてしまっても、自力で別の言葉で言い換える習慣を身につけることが大切です。

オンラインレッスンを活用する

独学が難しい人は、講師から直接指導を受けられるオンライン学習を取り入れるといいでしょう。場所や時間を選ぶことなく、好きなタイミングで学習ができるため、学習に取り掛かるまでのハードルを下げられます。

日本語オンラインスクールでは、企業様のニーズや受講生の方に合わせたJLPT対策をレッスンに組み込むなど柔軟に対応しています。

まとめ:N4は日常生活に活きる基礎の日本語!

日本語能力試験 N4合格には、日常的に使用される日本語を身につけ、日本語学習の基礎を固める必要があります。

N4に合格できれば、N3へのステップアップが現実的になります。日本語での生活や学習がよりスムーズになり、自信を持って次のレベルに挑戦できるでしょう。

効率よく学びたい人には「日本語オンラインスクール」の活用がおすすめです。プロの講師から直接フィードバックを受けることで、弱点を克服できます。

当スクールの受講生の方は、JLPT受験前に当スクール負担でオンラインハーフ模試を受講いただけます。また、受講前後での実際の日本語会話レベルのチェックや月次レポートも行っています。講師とレベルやウィークポイントのチェックが可能ですので、効率的に学習を進められます。

まずはお気軽にお問い合わせください。

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