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AI・機械学習エンジニアを積極的に採用する企業の日本語オンライン研修事例

2026年2月19日 公開

外国人エンジニアの採用が進む一方で、IT企業の現場では日本語によるコミュニケーション課題が顕在化しています。
業務指示が正確に伝わらない、会議で発言が少ない、任せられる業務に限りがあるなど、課題の内容は企業や人材の背景によって異なります。
本記事では、日本語オンラインスクールが過去に行った、AI・機械学習エンジニアを採用する企業の外国人社員向け日本語研修をご紹介します。導入背景、具体的な研修内容、そしてどのような成果が得られたのかを会話レベル、実例とともに見ていきましょう。

日本語オンラインスクール独自の会話レベル

まずは日本語オンラインスクールが設定している「会話レベル」について解説します。

日本語オンラインスクールでは指標として、独自の「会話レベル」を設定しています。
JLPT(日本語能力試験)などの試験に合格していたとしても、必ずしもそのレベルの日本語を運用できるわけではありません。
また、ビジネスシーンでは、日常会話以上のレベルが求められます。社内だけでなく、取引先とのやり取りが満足にできるかなど、より実務に合わせた日本語が必要になります。
そのため、「どれくらいのレベルの語彙や文法を使えるのか」「ビジネスシーンで日本語を使って何ができるのか」を可視化するために設けられたのがこの「会話レベル」です。
この「会話レベル」があることで、レッスン受講開始時から終了時までにどのくらい日本語での会話力が向上したかがわかります。

外国人社員の日本語会話力は、どのくらいの期間で伸びるのか

本グラフは、累計1,000名以上の外国人社員の受講データをもとにした日本語会話レベル4から7までの平均的な成長推移を示しています。当社の少人数制オンライン研修では、約6ヶ月で1レベルの会話力向上が見られています。※成長スピードは受講頻度・復習時間・業務での使用量により異なります。

上記のグラフは、会話レベル4から7を目指した場合の平均的な成長イメージを示したものです。
実際には、受講生の現在の日本語レベルや、業務で求められる日本語力によって、最適な研修設計は異なります。

受講期間"5年"でも伸びない日本語研修→日本語オンラインスクールに

日本語研修導入企業の概要

その企業はディープラーニングを中心とした最先端のAI技術を強みとし、自動運転、ロボティクス、バイオ・医療、製造業向けAIなど、社会インフラに直結する分野で研究開発・実用化を進める日本発のAI企業です。
数か月ごとに国内外から優秀なAIエンジニアを採用し、グローバル水準の技術力で日本の産業競争力を支える存在として注目を集めています。
しかし、外国人社員の日本語研修が同社の課題となっていました。

費用対効果が薄い日本語研修の見直し

グローバル人材を扱う同社では、もちろん、ベンダーを使った日本語研修を、週に1~2回、オンラインレッスンの形で行っていました。

しかし、受講期間が5年以上に及ぶ方でもなかなか日本語力が伸びず、受講者は"だらだら"続けてしまっている状態でした。
それだけでなく、

  • レッスン内容がマンネリ化し、成長実感が得られない
  • 本人任せの学習になっている
  • ベンダー側から追加オプションや費用提案が増えた
  • 到達目標や学習内容が明確にされていない

といった、企業にも受講者にもプラスにならないレッスンだったため、同社は「このまま続けても、日本語力は本当に業務レベルまで伸びるのか」と疑問を持ち、日本語研修の見直しを図りました。

日本語オンラインスクールに委託した結果

そこで同社は、新たに日本語オンラインスクールのレッスンを日本語研修として導入。
受講生一人一人の課題に合った到達目標の設定と、本人任せにしないレッスンにより、最初の3ヶ月で会話力が徐々に上がり始め、約半年間、50回のレッスンで会話レベルが2上がった受講生が何人も出てきました。
また、担当講師によって記入される月次レポートは「受講生の現在のレベルや成長、モチベーションを確認できる」と、高評価をいただいています。

このように、以前のベンダーによる日本語研修で課題だった点が解消されたため、同社が外国人AIエンジニアを採用される度に、日本語研修をご依頼いただくようになりました。
現在では、中国、ヨーロッパ、インド、東南アジアから来日したエンジニア10名が受講中です。

日本語オンラインスクールは、同社の採用活動、人材の日本語力の育成支援に貢献しながら、同社のさらなる発展に貢献させていただきたいと考えています。

AI・機械学習エンジニアを採用する企業の実例

ここからは同社の受講生が弊社のレッスンでどのような学習をして、どのくらいレベルが上がったのかを、2つの実例とともに見ていきましょう。

実例①:タイ × ITエンジニア × 会話レベル7

"聞く"のは日本語 "話す"のは英語
同社のタイ人エンジニアの1人は元々留学生として来日し、日本の大学・大学院に進学、卒業しました。
しかし、学生時代は英語でのコミュニケーションがメインで、職場では英語と日本語が半分半分くらいで使われており、同じチームのメンバーが話す日本語は理解できるが、自分は英語でレスポンスをする、という状況が続いていました。

レッスン受講開始時の会話レベルは「7」。
学生時代に取得したというJLPT(日本語能力試験)N2レベル相当の会話力は持ち合わせていましたが、自分の日本語力に自信が持てず、職場では英語ばかり使っていたのだそうです。
そのため、母語や英語と同レベルの日本語を使って、言いたいことが言えるようになりたいと考えるようになりました。

ビジネス日本語をメインにN1も学習
中級から伸ばすビジネスケースで学ぶ日本語」、「人を動かす!実践ビジネス日本語会話 上級」で少しずつビジネス日本語や敬語に慣れ、社内での返事の仕方から場面に応じた表現まで、講師とのロールプレイで身につけることができました。
敬語での会話にはまだ自信が持てないようですが、流暢に話せるようになり、日本語の知識が増えたことで、知らない単語が出てきても意味を推測できるまでになりました。
また、全50回のレッスンの後半で「新にほんご500問 N1」を使ってN1の単語に触れたことで、N1受験が現実的になっただけでなく、社内外とのやり取りにも活きたようです。

自信をもって日本語が話せるように
週に2回程のレッスンを半年間、全50回受講されました。
その結果、レッスン開始当初「7(N2レベル相当)」だった会話レベルは「9(N1以上、超級)」に。
ロールプレイでは日本語での場面説明をすぐに理解し、上司への声掛けから状況説明まで、明確に表現できるようになりました。
50回目のレッスンで行うレベルチェックで、講師が、「日本人の助けを借りずにほとんどの場面に対応できるレベル」「話し方も非常にスムーズで、ためらいなく話すことができている」と評価するほど上達し、日本語で話すことに自信が持てるようになりました。
N1受験は業務の関係でタイミングが合わず、まだとのことですが、日本語力が向上したことで「N1を90%以上で合格したい」という新たな目標ができ、現在もレッスンを受講中です。

実例②:タイ×エンジニア×会話レベル6

促音・拗音・長音の発音が苦手
来日前に独学で2~3年ほど日本語を学習した、同社のもう1人のタイ人エンジニアの方も元々は留学生で、日本の大学・大学院に進学、卒業しました。

レッスン受講開始時の会話レベルは「6(N3レベル相当)」。
学生時代も就職してからも、日本人とは基本的に日本語で話し、わからない箇所を英語で話すなど、「日本語と英語交じり」で話していたそうです。
母語に影響されることが少なく、きれいな発音で話していましたが、促音(小さい「っ」)、拗音(小さい「ゃ、ゅ、ょ」)、長音(伸ばす音)が苦手で、特に長い文章を読む際に正しく発音できないことが課題でした。

基礎を固めながらビジネス日本語も学習
「中級から伸ばすビジネスケースで学ぶ日本語」で場面に合ったビジネス表現や頻出文法・語彙を身につけ、誤用が散見された敬語や動詞の活用など基礎的な部分は、初級教材を一部使用してレッスンを進めました。

課題だった発音はレッスンの中盤で集中的に練習。
その次のレッスンから徐々に正しく発音できるようになっていきました。

レッスンの序盤で課題だった要約も、中盤以降、長文の中で重要な個所を見つけてまとめられるようになりました。

半年間で会話レベル2.5アップ
週に2回程のレッスンを半年間、全50回受講されました。
その結果、レッスン開始当初「6(N3レベル相当)」だった会話レベルは「8.5(N1以上、上級~超級)」に。
半年間で平均1レベルの会話力向上が見られるところを、なんと、2.5レベルも向上したのです。
ビジネス日本語を学びながら基礎をレッスンでしっかり固められたため、同僚とのやり取りで日本語を使うことはほとんどなくなりました。
また、理解力があり、相手への配慮も日本語で表現できるようになったため、元々、業務で社外とやり取りをすることはなかったものの、このまま学習を続けていけば社外とのやり取りも問題なくできるレベルに。
現在も受講中で、敬語やニュースで使われる日本語表現をベースに、より実践的なビジネス日本語を学習されています。

まとめ

AI・機械学習エンジニアを積極的に採用する企業では、高度な技術力だけでなく、日本語による実務コミュニケーション力の底上げが欠かせません。
本事例では、会話レベルと月次レポートによる可視化、到達目標を明確にした研修設計、講師主導の個別対応により、長年成果が出なかった日本語研修を大きく改善することに成功しました。
半年で会話レベルを複数段階伸ばした実例が示すとおり、業務に直結する日本語力は、適切な研修設計で着実に伸ばせます。

貴社の外国人社員は、どのレベルから、どこまでの成長を目指しますか?

各レベル別のビジネス現場でできること、実際の日本語会話力(実際の受講生の動画あり)については、こちらのページにまとめておりますのでご覧ください。

現状レベルのチェックを含め、貴社の目標や受講生の状況に合わせた日本語研修プランをご提案しております。

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