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外資系ITコンサル企業における 80名規模・日本語研修導入事例|受講管理と達成率を重視した設計とは
2024年12月9日 公開

外国人社員が増える中で、彼らの日本語力の向上は企業にとって重要な課題です。 一方、大規模における日本語研修では、 「レッスン内容」に加え 全受講生の進捗管理ができるか、研修を安定的に運用できるか が重要視されます。
特に数十名〜数百名以上の規模になると、 受講状況が把握できない、 トラブル対応に追われる、 研修担当者の負担が増大する、 といった課題が顕在化します。
本記事では、外資系大手ITコンサル企業において 80名規模で実施した日本語研修の導入事例をもとに、 受講管理・安定運用・達成率を重視した研修設計 をご紹介します。
導入企業の背景と課題
クライアント様は、外国人採用を積極的に進める大手外資系ITコンサルティング企業です。同社では、業界トップクラスの優秀な外国人材を採用していますが、日本語力の不足が課題となっていました。
この課題を解決するため、日本語力の底上げを目指し、当社のオンライン日本語研修の導入をご相談いただきました。
また、本研修では、 研修担当者が全受講生の状況を把握できること、 トラブルなく安定稼働すること が重要な要件として挙げられていました。
受講プログラム概要
- 対象人数:80名
- 受講期間:8ヶ月間
- レッスン回数:30回/1名
- 対象レベル:JLPT N5~N2レベル
- 受講形式:自由予約制、オンライン(Microsoft Teams使用)
- 全受講生の受講履歴(完了・キャンセル)を管理画面で一元管理
受講者の選抜は、社内で外国籍社員を対象に募集をかけ、一定の日本語力基準を満たしていない社員を対象にしました。
ポイント1.受講管理・進捗可視化の仕組み
受講生ごとにレッスン実施数、キャンセル数など、受講状況の把握に必要な情報を一覧化しています。 これにより出席率を把握することも可能です。
本研修では、全受講生のレッスン実施状況(受講完了・キャンセル)を 管理画面上でリアルタイムに確認できる仕組みを採用しました。

これにより、
- 受講が進んでいない受講生の早期把握
- 全体の進捗状況の可視化
- 研修担当者による管理負担の軽減 が可能となっています。
これらの受講管理データをもとに、研修期間中は研修担当者と定期的に進捗確認を実施しました。
研修前半は月次で、後半は毎週進捗状況を確認し、未受講者へのフォロー施策を協議・実施しています。
これにより、問題が大きくなる前に対応でき、 研修を安定的に運用することが可能となりました。
ポイント2.予約・受講システムの安定運用
予約・受講はオンライン上で完結し、 研修期間中も大きなシステムトラブルなく 安定して運用することができました。
特に研修期間後半は、受講期限を意識した予約が集中しやすく、
一時的に予約数が大きく増加します。
本研修では、あらかじめ受講ピークを想定した講師配置・システム拡張を行うことで、
「予約が取れない」「システムが止まる」といったトラブルを防止しました。
これにより、研修担当者が個別の予約トラブルや システム対応に追われることなく、 日本語研修を安定的に運用することが可能となりました。
(1)講師から選ぶ

(2)スケジュールから選ぶ

ポイント3.研修担当者の負担を軽減するサポート体制
大規模な日本語研修においては、レッスン内容だけでなく、受講生からの問い合わせ対応や未受講者へのフォローが
研修担当者の大きな負担となります。
本研修では、研修担当者が日常的な問い合わせ対応に追われることがないよう、当社にて専属のサポート窓口を設け、運用を行いました。
▼ サポート体制①|専属サポート窓口による問い合わせ対応
受講生からのシステム利用方法、レッスン予約、受講方法に関する質問については、当社が専属窓口として一次対応を実施しました。
すべての問い合わせに対し、原則24時間以内のレスポンスを行うことで、受講生の不安や混乱を最小限に抑えています。
- 研修担当者への直接問い合わせの削減
- 対応品質の均一化
- 受講生満足度の向上
▼ サポート体制②|未ログイン・未受講者へのリマインド対応
また、受講管理データをもとに、未ログイン者や未受講者に対する個別リマインドをサポート窓口から実施しました。
受講が進んでいない受講生に対して早期にフォローを行うことで、受講の後回しや受講忘れを防止し、受講達成率の維持・向上につなげています。
▼ サポート体制がもたらした効果
このようなサポート体制により、研修担当者は進捗状況の把握・全体管理・社内報告といった本来の業務に集中することができ、 日本語研修を安定的に運用することが可能となりました。
▼ 受講実績データ(昨年度・月別のレッスン実施数)
以下は、昨年度に実施した日本語研修における月別のレッスン実施数データです。
受講状況を継続的に可視化し、未ログイン者・未受講者へのリマインドを行うことで、
研修期間後半にかけて受講が着実に進んでいることが分かります。
※本データは、研修期間中のレッスン実施状況をもとに集計したものです。
月別構成比(%)は、全期間の総レッスン実施数に対する各月の割合を示しています。
ポイント4.受講達成率を高めるための設計
本研修では、 受講を「任意」にせず、 達成率を担保するためのルール設計を行いました。
- 出席率90%以上
- 事前/事後テストの実施
- 未達成者への対応ルール
これにより、 研修の実施有無ではなく 「どこまで完了したか」を数値で管理できる体制を構築しています。
これらの受講管理・フォロー体制を通じて、 本研修では全体の受講達成率は 83% となりました。
自由予約制かつ業務と並行して受講する形式であることを踏まえると、 大規模な日本語研修としては高い達成率であり、 クライアントからも 「受講が着実に進み、研修として十分に機能している」 という評価をいただいています。
オンライン日本語研修で目指す目的について
当社のオンライン日本語研修を受講することでの目的を以下に設定しました。
1. コミュニケーションの向上
- 日本人社員との会話がスムーズになり、プロジェクトの進行が効率化。
- クライアント先でのプレゼンテーションやミーティングでも自信を持って発言できるようになった。
2. 社員のモチベーション向上
- 日本語力の向上に伴い、自身のキャリア成長に対する意識が高まった。
- 日本語学習が日々の業務と直結していることを実感したことで、学習意欲が維持された。
3. 業務効率の改善
- 語学力が業務のハードルにならなくなり、社員が本来のスキルを発揮できるように。
レッスンカリキュラム


利用したテキスト
運用スケジュールとルール設計
<運用スケジュール>
- 9月:組織が受講対象者を選抜しリストアップ。
- 10月下旬:受講希望者にアナウンスを実施。
- 11月:受講希望の確認、レベルチェックテストを実施。
- 12月2日:研修開始。
<学習ルールと進捗管理>
- 各レッスンごとに宿題(最大2時間分)を必須とし、講師が進捗を管理。
- レッスン冒頭では宿題の不明点を解決する時間を設け、受講者がつまずかないようフォローアップ。
- 講師は毎回、「レッスン内容・宿題範囲・課題点」の記録を残し、研修全体の一貫性を確保。
まとめ
本事例は、
80名規模という比較的大人数の日本語研修において、
受講管理・安定運用・達成率設計を重視することで、
研修担当者の負担を抑えながら運用できたケースです。
日本語研修を 「管理可能な研修プログラム」として設計することが、 大規模展開において重要であることが分かります。
弊社では本事例のように受講人数が多めの研修導入でも独自のシステムや研修フローのサービス提供が可能でございますので、ぜひ大人数での日本語研修導入をお考えの際は、当社までお問い合わせをいただけますと幸いです。
【日本語オンラインスクール:無料相談受付中】
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