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外国人社員の日本語力アップに効果的な「担当製品・サービス説明トレーニング」とは?

2026年2月22日 公開

「日本語能力試験(JLPT)のN1やN2を保持しており、日常会話に問題はない。しかし、いざ顧客の前で自社の製品説明をさせると、要点が定まらず、説得力に欠ける……」
外国人社員を抱える多くのマネージャーや人事担当者が、共通して抱える悩みです。
一般的なビジネス日本語と、自社の専門的な価値を伝える「製品・サービス説明」の間には、単なる語学力だけでは埋められない大きな溝が存在します。
本記事では、その大きな溝を埋めるべく、日本語オンラインスクールが実施している「担当製品・サービス説明トレーニング」のメリットから、実践的な練習方法まで、実例とともに詳しくご紹介します。

なぜ「製品・サービス説明」の特化トレーニングが不可欠なのか?

多くの企業が外国人社員に期待するのは、その専門性を活かした「現場での貢献」です。
しかし、日本独自の商習慣や、「空気を読む」といった、ハイコンテクストなコミュニケーションが求められる日本のビジネスシーンにおいて、自社の強みを正しく適切に伝えることは想像以上に難易度が高いものです。 製品・サービス説明には、以下の3つの壁が存在します。

「語彙」の壁

業界特有の言い回しや、社内だけで通用する独特なニュアンスに適応するのは、外国人社員にとっては、「自分の知ってる日本語じゃない…」と戸惑ってしまう要素の一つです。

「論理」の壁

母国語の論理性(ロジック)に乗せて日本語で話してしまい、日本人の聞き手にとって"刺さりにくい"説明になることは、外国人社員のスキルの損失と言えるでしょう。

「即応」の壁

用意した原稿は読めても、顧客からの想定外の質問に対して機転を利かせ、適切な日本語で答えることは、外国人社員にとって難易度が高く、プレッシャーに感じてしまいます。
これらの壁を打破するためには、教科書的な学習ではなく、実際の業務資料を「生きた教材」として使い、実戦に近い形でアウトプットを繰り返すトレーニングが不可欠なのです。

トレーニングによる3つの大きなメリット

本トレーニングを導入することで、外国人社員のスキルは多角的に向上します。

メリット①:担当製品・サービス説明トレーニングは4技能を同時に鍛える

担当製品・サービス説明トレーニングでは、読む・書く・聞く・話すの4技能を同時に鍛え、連動させます。

  • 読む:担当の製品資料や仕様書を正確に読み解く力
  • 書く:顧客に刺さる論理的なプレゼン構成案や、原稿を自ら作成する力
  • 聞く:顧客からの鋭い質問や、言葉の裏にある「意図」を正確に聞き取る力
  • 話す:正しい発音と適切なビジネス表現で、相手の心をつかむ力

メリット②:担当製品・サービスへの理解が飛躍的に深まる→プレゼン現場につながる

担当製品・サービスを日本語で説明するためには、単に資料を読むだけでは不十分です。 以下の観点を整理し、自分の言葉で説明できるようにすることで理解が深まり、実際のプレゼン現場につながります。

開発背景・市場ニーズ
製品の「存在意義」を理解し、「なぜこの製品が生まれたのか」「どのような課題を解決するのか」など、聞き手にとっての"製品への入り口"となるような説明が可能になります。

機能・特徴・技術的強み
表面的ではない"説明できる理解"にすることで、以下の製品のポイントも自分の言葉で説明が可能に。

  • 主な機能
  • 他社との差別化ポイント
  • 技術的な優位性
  • 数値的な性能

製品のポイントを自分の言葉で説明できるようになると、顧客から鋭い質問をされても、意図を汲み取って回答することも難しくありません。

導入事例・活用シーン
「どのような顧客が利用しているか」「導入前後の変化」「活用場面」など、導入によるメリット、誰に向けた製品なのかを明確に説明する力を鍛えることで、顧客は導入後をイメージしやすくなります。

競合製品との違い
「比較ポイント」「優位性」を論理的に説明する力を鍛えるので、より自社製品の魅力が伝わりやすくなります。

メリット③:現場で「信頼」を勝ち取る表現力の習得

細かな文法ミスを修正するのはもちろん、顧客にプロとしての信頼感と安心感を与えるため、クッション言葉(「差し支えなければ」「ご存知の通り」など)を使いこなす力をつけます。

「伝わる説明」を科学する:2つの説明ロジック

日本語オンラインスクールのトレーニングでは、誰にでも「分かりやすい」と言われるための「論理の型」を徹底して叩き込みます。日本人のビジネスパーソンが好む情報の受け取り方には、明確なルールがあるからです。

全体から部分へ(General to Specific)

まず話の全体像(地図)を提示してから、各論(詳細)に入る手法です。聞き手が内容の全体像を常に把握できるため、情報の整理がスムーズになります。
このトレーニングをして、型を身につけることで、情報の整理が苦手な外国人社員でも、驚くほど整然とした、聞き手に負担をかけないプレゼンが可能になります。

結論から根拠へ(Conclusion to Reason)

最初に最も重要な結論を述べ、その後に理由や具体例を付け加える「結論ファースト」の構成です。論点が明確になり、短時間で説得力のあるコミュニケーションが可能になります。
このトレーニングをして、ロジックを徹底することで、質疑応答でダラダラと話してしまい、論点が不明確になるという課題が解消されます。また、論理的に話せるようになるので、相手に「この人は仕事ができる」というプロフェッショナルな印象を与えます。

実戦的なレッスンの流れ:理論を「成果」に変えるステップ

単に「型」を知っているだけでは、現場の商談で言葉は出てきません。日本語オンラインスクールでは、実際の業務資料をレッスン内で使用し、以下のステップで「無意識に言葉が選べるレベル」まで引き上げます。

① 実際の担当製品資料をレッスン内で使用

一般的なテキストはあまり使用せず、受講生が普段使っている製品パンフレットや、顧客向けの提案スライドをそのまま教材としてレッスンに持ち込みます。「実際に使う資料」をベースにすることで、当事者意識と学習効果を最大化させます。

② 製品プレゼンのための原稿作成と用語整理

まずは資料に基づき、日本語のプレゼン原稿を作成します。ここで重要なのが「用語整理」です。

専門用語の精査
業界特有の言葉や、社内特有の言い回しを正しく使いこなせているかを確認します。

パラフレーズ(言い換え)
技術的な内容を、専門外の顧客にも伝わる平易な日本語に変換する練習を重ね、情報の解像度をビジネスレベルまで高めます。

③ 徹底した発音・表現チェック

作成した原稿を読み上げ、講師が細かく添削します。

発音・アクセント
製品名や重要キーワードの発音が不自然だと、それだけで信頼感が損なわれます。日本人が聞いて違和感のない、自然な発音を徹底指導します。

ビジネス表現
単なる直訳ではなく、顧客に安心感を与えるクッション言葉や、説得力を強める語尾の選択など、プロの表現を身につけます。

④ プレゼン練習と想定質問への反復対応

原稿が固まったら、画面共有を使いながら実戦形式のプレゼン練習に移ります。
プレゼン本体と同じくらい時間をかけるのが「質疑応答」です。講師が顧客になりきり、「他社との違いは?」「コストに見合う効果は?」といった鋭い質問を投げかけます。あえて想定外の質問をぶつけ、論理的な回答方法を身につけます。

⑤ 録画→振り返りによる「自覚」の促進

自分のプレゼンを客観的に見られるよう録画し、それを見返すことで、外国人社員は自身の癖や欠点に気づけます。
自分自身の課題を自覚することで、改善のスピードが劇的に上がります。

⑥ 複数回のブラッシュアップ

一度練習して終わりではありません。フィードバックを受けて原稿を修正し、再びプレゼンし、また質疑応答を行う……。このブラッシュアップをレッスン期間中に何度も繰り返します。この「反復」こそが、「現場での成果」へとつながるのです。

【実例】トレーニングが生んだ劇的な成果:エンジニア営業 Aさんの事例

本トレーニングを通じて、自社サービス開発エンジニア責任者へと成長した外国人社員Aさんの事例をご紹介します。

受講前の課題:専門性は高いが顧客への「伝え方」に不安

IT企業でエンジニアを務めるAさんは、自社製品に関する知識がしっかりとありました。
しかし、日本語でのプレゼンになると、「原稿を読み上げるのが精一杯」で、説得力に欠けていました。また、顧客からの突っ込んだ質問に対しては言葉に詰まることが多く、その場での商談推進力が課題でした。

実施した内容:全10回にわたる「実戦」の繰り返し

Aさんに自社製品のプレゼン資料をレッスンに持ち込んでもらい、講師との二人三脚が始まりました。
まず、類似サービスや競合他社との決定的な違いを、日本語で論理的に比較・説明するパートを重点的に強化。
そして、プレゼンの資料と原稿は何度も講師からのフィードバックを受けました。
その結果、ただの「製品とその機能の説明」ではなく、「製品の開発経緯」「導入事例」「顧客にもたらす利益」が非専門家にも伝わりやすいものになりました。
また、Aさんは自身でプレゼン動画を録画・見直し、日本語の発音や話し方の癖を自覚したことで、より自然な日本語を習得。日本人が聞いて違和感を感じにくい発音・イントネーションになりました。

トレーニング後の成果:提案のできる「エンジニア営業」へ

全10回のレッスンを終えた後、Aさんの姿は劇的に変わりました。
以前は日本語がうまく話せないことで顧客との打ち合わせや提案ができなかったAさんは、原稿を見なくても、顧客の反応を見ながら自信を持って説明できるようになりました。
顧客からの鋭い質問に対しても、相手の意図を読み取りながら、クリアに回答できるようになり、商談の成約率も向上しました。
現在、Aさんは技術者として社内では製品開発に関わる傍ら、顧客への製品の提案、導入支援を担っています。

Aさんは、

一ヶ月毎の目標を立てていただき、それを達成するために、有効な計画を立ていただきました。そのため、実際の仕事で使う日本語を確実に習得でき、自分の日本語に自信が持てるようになりました。現在でも教えていただいた日本語が役に立っています。

と語っています。

まとめ:外国人社員のポテンシャルを活かすために

外国人社員が自社の製品やサービスを、日本人と同じ、あるいはそれ以上の熱量と論理性で語れるようになることは、企業にとって計り知れない資産になります。
語学力という枠を超え、ビジネススキルとして日本語を磨き上げる「担当製品・サービス説明トレーニング」。
JLPTの級だけでは測れない、真の「現場力」を身につけるための投資を、今こそ検討してみませんか?
日本語オンラインスクールは、貴社のビジネスに寄り添い、外国人社員の成長を全力でサポートいたします。

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