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外国人社員へのビジネス日本語教育で成果の出る方法とは?

2023年11月29日 公開

ここ数年、外国人社員を雇用している企業はコロナ後の社会環境変化に伴い、日本語研修をオンラインへの切り替えを加速させています。オンラインによる日本語研修で、実務で使えるレベルのビジネスコミュニケーション力の向上をめざすには、どのような事前準備と対応が必要であるのか、また、ビジネス日本語のオンライン研修を選ぶ際にはどのような点に注意すればよいのかをこの記事で紹介をしていきます。この記事を参考にしていただき、より良いビジネス日本語研修を通して外国人従業員が活躍をし、定着率の向上やキャリアアップに少しでも繋がれば幸いです。

ビジネス日本語研修の目的は何か

オンラインのビジネス日本語研修の目的は、目先のビジネス現場での活躍だけでなく、中長期的な目線に立って、外国人社員の雇用定着やキャリア育成が大きな目的となります。具体的には、外国人社員に見られる以下のネガティブな点を克服させることが課題です。

1. ビジネスにおける日本語の使い分けや日本独特のビジネス慣習への理解が不足している

長年、優れたスキルを持った外国人社員を採用しても、早期で離職されてしまうケースが後を立ちません。日本語コミュニケーション力不足によって職場や仕事が上手く行かず、社内で孤立化し疎外感を感じるようになったり、日本のビジネス慣習や日本人の仕事への考え方を理解できない、などが主な離職の原因となっています。

2. 「ため口や学生言葉」で話す、専攻分野以外についての話が苦手

外国人留学生を採用した場合、学生言葉で流暢に話せても、ビジネスの場での敬語の使い分けや適切な言葉選びができない傾向があるようです。また、理系や技術系の専門職系の大学院卒業の留学生の場合は、専攻分野の学術・専門用語や文献の理解はできるものの、日常会話での語彙力やコミュニケーション力が不足しがちです。読み書きには慣れていても、話すことに慣れていない場合があり、会話のキャッチボールが上手くできないことも多く見受けられます。

3. 知識偏重で、職場でのコミュニケーションに対応できない

日本語の文法知識や語彙力があり、JPLT2級以上の外国人社員であっても、ビジネスで通用する日本語力やコミュニケーションスキルが十分に身についていないため、職場で苦戦するというケースが見られます。

外国人社員へのビジネス日本語教育で成果の出る方法

では、上記で述べてきたようなビジネス日本語力の課題を克服するためには、どのような研修方法が有効なのでしょうか?成果が出るビジネス日本語オンライン研修のポイントを見ていきます。

1. 基礎的な日本語力を底上げつつ、実際にリアルで使うビジネス日本語を習得する

まず 基本となる「聴く」「話す」「書く」「読む」の4技能を確実に高めながら、職場配属後の状況をリアルに想定したコミュニケーションスキルの研修を行い、職場ですぐに活用できるようにする必要があります。研修でカバーすべきスキルは、例えばeメールの書き方や会議での対応、敬語、職場関係者との話し方などです。まずは基本となる日本語力のレベルを一定以上に上げながら、そうしたビジネスコミュニケーション力を習得させます。

2. 日本独特のビジネス慣習への理解を高める

「報・連・相」や「時間内厳守」などの日本のビジネスマナーや日本人の仕事への姿勢や考え方を理解させます。しっかりと腹落ちをしてもらうことも大事です。

3. 個々のレベルに合わせて研修を行う

外国人社員一人ひとりの日本語力レベルや苦手な点、学習課題への対応が必要です。日本語学習歴や出身国により、学習上の課題はさまざまですが、まずは重点的にウィークポイントを徹底強化することで自信が生まれ、確実なレベルアップにつながります。研修開始前に日本語力のレベルチェックと分析を徹底的に行い、弱点や課題の克服に直結するプログラム、可能であればカスタマイズプログラムを作成します。

オンラインで実施するビジネス日本語研修のメリット

要点を押さえたビジネス日本語研修をオンラインで行うと、次のようなメリットが得られます。

1. 地方や国外からでも研修が受講できる。入社前・日本赴任前研修の実施が可能

内定を出した外国人留学生の全員が入社予定の会社近くに住んでいるとは限りません。そうした状況でも、オンライン研修であればマンツーマンや集合研修であっても、日本全国のどこからでも受講が可能です。また、日本へ赴任する前の事前研修として行いたい場合は海外からも受講できます。

2. オンラインの学習機能の活用

画面共有機能やチャットなどの機能を利用することにより、日本語の音声や単語をしっかり確認でき、レッスンの内容を深く理解できます。また、レッスンの動画録画機能を使うことで復習も可能です。

3. レッスンの消化率が高い

オンライン研修なら、日本語研修をおこなう学校等への移動時間が不要のため、受講者にとっては時間の確保がしやすくなります。時間の余裕ができた分、レッスンの出席率や消化率が高くなる傾向が見られます。

4. 業務のオンライン化に即対応

コロナ禍以降、社内外での会議や打ち合わせなど、ビジネスの現場においてもオンライン化が一気に進みました。オンライン研修でも、そのまま同じ会議システムを使って行われることがほとんどのため、研修での経験がそのまま実務に活かされます。具体的には、オンライン研修のはじめ方や接続確認等の手順、チャット機能等の操作スキルなどは、即業務でも発揮することが期待できます

ビジネス日本語オンライン研修を成功させる方法とは

オンラインでのビジネス日本語研修には、多くのメリットがあることを紹介してきました。こうしたメリットを十分に享受できるには、適切な研修環境を整える必要があります具体的な研修環境整備のポイントを紹介していきます。

カスタマイズができるビジネス日本語研修プログラム

研修の準備段階においては、事前の日本語力のレベルチェックを行い、課題克服のためのカリキュラムを準備します。またビジネス現場でどのような日本語会話を必要としているかのニーズを踏まえて、弱点を解決できる内容のカスタマイズプログラムを作成します。プログラムは、研修目的を達成できる内容であるかどうかが大切です。

日本語研修会社のサポート体制

オンライン方式の研修が初めてという外国人受講生もいます。そのため、事前のガイダンスを行う、接続時のトラブルへもサポートしてもらえる体制が整っている研修会社を利用するとよいでしょう。また、研修提供会社が、オンラインレッスンの受講ガイドの案内や初回時のオリエンテーションを実施しているか、講師と受講生の間のやり取りをきちんと管理しているかも確認することが大切です。

オンラインレッスン利用システム

オンライン研修は通常、Web会議システムを使って実施されますが、受講生が自宅からアクセスすることもあるため、ZoomやMicrosoft Teams、Google Meets、Skypeといったチャット機能を備え、かつ操作が簡単なシステムがおすすめです。 また、集合研修をオンラインで実施する場合は、利用システムがグループ対応に適しているか、事前に調べておくとよいでしょう。

まとめ

オンラインでのビジネス日本語研修は、時間と場所を選ばないなどの多くの導入メリットがあります。利便性について検討するのはもちろん大切ですが、オンラインのビジネス日本語研修を成功させる秘訣は、対面型での日本語研修の場合と同様、外国人の受講者が目標を達成しやすいレッスンプログラムづくりにあります。日本語力のレベルが異なる外国人社員が継続的に研修効果を出すには個々の弱点や課題、ビジネス現場で求められている日本語力を鍛える必要あります。つまり画一的な研修プログラムではなく、個々にマッチしたカスタマイズレッスンが必要になります。

日本語オンラインスクールでは、外国人受講者の日本語レベルやビジネス研修の目標に合わせたカスタマイズレッスンの提供が可能です。日本語オンラインスクールの専門スタッフが企業のニーズを確認しながら、オンラインレッスンの研修プログラムを作成し、学習の効果を最大化できるよう取り組みます。

外国人社員へのビジネス日本語研修についてご興味のある方や、ご検討をされている方、既に研修を導入しているがなかなか成果が出なくて困っている方がいらっしゃいましたらぜひ弊社までお問い合わせください。

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