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効果的なビジネス日本語のオンライン研修の秘訣とは?

2023年10月11日 公開

最近では外国人従業員を抱える多くの企業が働き方改革やコロナ後の社会変化への対応として、外国人従業員向けのビジネス日本語研修をオンライン形式に転換しています。外国人従業員の日本語によるビジネスコミュニケーション能力の向上を目指すことは仕事の生産性の向上だけでなく、定着率や将来的なキャリア形成にも大事であるためとても大切です。

当記事ではオンライン研修を導入する前にするべき理解しておくべきことや事前準備で重要なポイント、そして研修プログラムを選ぶ際に留意すべきポイントを紹介していきます。

そもそもなぜビジネス日本語研修をやるのか

ビジネス日本語のオンライン研修の目的は、仕事に関わる社内外の人たちと円滑にコミュニケーションを取り、的確に仕事をこなしていくために必要な日本語力を身につけることにあります。具体的には、ビジネス日本語研修を通して外国籍社員が抱える日本語力の課題を克服することが求められます。以下によくある課題例を3つ挙げていきます。

1. ビジネスにおける日本語スキル不足や日本のビジネス文化への理解不足

優れたスキルを持ってる優秀な外国籍社員を採用しても、離職するケースがよくあります。これは日本語のビジネスコミュニケーション力の不足により、職場での孤立感や疎外感が生じ、また日本の独特のビジネス慣習や日本人とのコミュニケーションが上手くいかず理解し合えなくなってしまうことが離職の原因となっています。

2. 知識に偏重し、ビジネス職場でのコミュニケーションに対応できないケース

高度な日本語の文法知識や語彙力を持ち、日本語のテストで高得点を獲得できる外国籍社員でも、ビジネスの現場で必要とされる日本語コミュニケーション能力が不足しているため、会話が噛み合なかったり、認識齟齬がおきてしまうことがあります。

3. 日本に留学をしてそのまま日本で就職をする学生にありがちなケース

日本の学校を卒業してそのまま就職をする外国人の場合、フランクな学生言葉を流暢に話せても、敬語の使い分けやビジネスコミュニケーションのスキルが不足していることがあります。また、理系や技術系の専門分野に特化した留学生の場合、専門用語や文献の理解はできても、日常の語彙力やコミュニケーションスキルが不足していることがあります。読み書きには慣れていても、会話が不得手な場合が多いため、コミュニケーションに課題を抱えることがあります。

「課題克服のための効果的なビジネス日本語研修」のポイント

  1. 日本語力向上を目指す 「読む」「聴く」「書く」「話す」の4つの言語スキルを効果的に向上させ、配属後の実際の現場の状況に適応できるようにすることが重要です。研修内容には、例えばメールの作成方法、会議での対応、敬語の使用、同僚とのコミュニケーション方法などが含まれます。初めに、基本的な日本語スキルを向上させ、その後にビジネスコミュニケーション力を磨くアプローチを取ります。
  2. 日本のビジネス文化への理解を深める 日本のビジネス文化やマナー、時間に対する厳守、席次などの要点、そして日本人の仕事に対する姿勢と考え方を理解させることが重要です。
  3. 個別のニーズに合わせた研修を提供する 各外国籍社員のバックグラウンドや日本語スキル、学習ニーズは異なります。日本語学習の経験や出身国に応じて、個別の課題が異なりますが、まずは弱点を強化し、自信をつけることから始め、確実なスキル向上につなげます。研修を開始する前に、徹底的な日本語スキルの評価と分析を行い、個々のニーズに合ったプログラムを提供し、可能であればカスタマイズプログラムを作成します。

ビジネス日本語オンライン研修の利点

先述の学習ポイントを考慮した日本語研修をオンラインで受講することには、以下のメリットがあります。

  1. 国内外や場所にとらわれず、パソコンやスマホさえあれば、入社前や日本赴任前に母国でもビジネス日本語研修が可能です。内定を受けた留学生の場合、彼ら全員が同じ国内地域に住んでいるわけではありません。しかし、オンライン研修を利用すれば、どこからでも個別指導やグループ研修を受けることができます。また、日本への赴任前に事前研修を行いたい場合、海外からも受講が可能です。
  2. オンライン研修では、対面型よりも受講率が高くなります。理由として移動時間が不要であるため、受講者が時間を確保しやすくなります。
  3. オンライン研修でよく使われるZOOMやTeamsでは画面共有、ホワイトボード、チャットなどの機能を活用することで、日本語の発音や単語を効果的に確認し、授業内容をより深く理解できます。また録画機能を使う事で、レッスンの復習も可能になります。
  4. ビジネス環境では会議や打ち合わせなどがオンラインで行われることが増えています。オンライン日本語研修は、ZOOMやTeamsなどの一般的な会議システムを使用して行われることが多いため、研修中に獲得したスキルや経験を直ちに業務に活かすことができます。具体的には、オンライン研修の開始方法や接続手順、チャット機能の操作スキルなどが、実務で即座に役立ちます。

 

ビジネス日本語オンライン研修の成功要因

これまで述べてきたようにオンラインでの日本語研修には多くの利点がありますが、これらの利点を最大限に活かすためには、適切な学習環境を整えることが不可欠です。ビジネス日本語オンライン研修を成功させるための学習環境の要点を検討してみましょう。

受講者にマッチした研修プログラム

研修の前段階では、事前のレベルチェックやアセスメントを行い、受講者のニーズに合わせて弱点を克服できるプログラムを策定します。プログラムの中身は、研修の目標を達成するために適切であるかどうかが鍵です。また、オンライン研修で学んだ事が実際の仕事野コミュニケーションでどのように役に立つかを考慮する事も非常に大切です。

フレキシブルな学習環境を用意すること

通常、オンライン日本語研修はZOOMなどのWeb会議システムを使用して行われますが、セキュリティに厳しい企業の場合、会社から従業員に提供しているPCのみからでしか研修を受ける事ができないなどの縛りがある場合があります。受講者が自宅でも気軽に日本語研修ができるようにすることも彼らの学習意欲を下げないことにつながりますので

研修会社のサポート体制

オンライン研修が初めての受講生もいるかもしれません。そのため、事前のガイダンスや接続時のトラブル対応など、十分なサポート体制が整っている研修会社を選ぶことが重要です。研修会社が、オンライン受講ガイドの提供や初回オリエンテーションの実施、講師と受講生のコミュニケーションの適切な管理を行っているかどうかも確認しましょう。

ビジネス日本語研修で重要なカスタマイズ性について

ビジネス日本語研修を成功させる鍵は、学習者が目標を達成しやすいプログラムを設計することにあります。異なる文化背景や日本語のスキルを持つ外国籍社員が、より効果的に学習するためには、外国人それぞれの日本語レベルやビジネス現場で良く使う日本語などのカスタマイズ性が求められます。

日本語オンラインスクールでは、学習者のレベルや研修の目標に合わせたカスタマイズされたレッスンを提供できます。講師は仕事で必要とされるビジネス日本語要件を確認しながら、オンラインレッスンのプログラムを設計し、学習効果を最大化する取り組みをおこなっています。現在、無料相談を受付中ですので、ぜひ気軽にお問い合わせを頂けますと幸いです。

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