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外国人技能実習生がなかなか日本語ができない理由

2023年9月13日 公開

外国人技能実習生を受け入れてみたものの、思った以上に日本語を話すことができなかった。他社の外国人実習生は日本語を割と上手に話せているのに、うちの実習生はなかなか上達しない。そんなお悩みを抱えた企業様は多いのではないでしょうか。

この記事では、技能実習生が日本語をあまり話せない理由や、実習生の日本語能力における個人差が大きい理由、日本語力上達のために受け入れ企業ができることについてご紹介します。

技能実習生が上手く日本語を話せないのはコロナ禍の影響か。

入国前の6ヶ月、送り出し機関で日本語を勉強してきたにも関わらず、来日した時点で実習生が日本語をあまり話せないことが少なくないようです。その原因の1つが、実はコロナ禍の影響によるものがあると考えられます。

【1】対面での授業が無くなった影響

コロナ禍によるロックダウンの影響で、多くの各国の送り出し機関では対面の授業が無くなりました。オンラインでの授業は対面とは違った独自の教え方や特別な配慮が必要になりますが、ほとんどの送り出し機関の教師はコロナ前はオンライン授業の経験がなく、不慣れな教師が行うオンライン授業では、実習生の理解度が大幅に下がってしまいます。

【2】外国人実習生が日本に入国するまでの期間が長く空いてしまったこと

また、コロナ禍で日本への入国待ちの期間が長かったことも実習生の日本語レベルに大きく影響しています。送り出し機関にて一通り日本語を学習してから入国まで約2年近く期間が空いたため、せっかく身につけた単語や文法が頭から抜け落ちてしまったのです。いつ入国ができるか分からない状況で、外国人実習生自身の日本語を学び続けるモチベーションも下がってしまったことも考えられます。

外国人技能実習生の中でも日本語ができる人・できない人の差が大きい理由

「他の会社の実習生と比べて、自分の会社の実習生は日本語が下手な人が多い気がする」そんな風に感じたことのある企業様は多いのではないかと思います。では、実習生の日本語レベルの個人差はどのようにして生まれるのでしょうか。

【1】送り出し機関の日本語教育レベルの差

各国それぞれの送り出し機関によって、教育レベルは大きな違いがあります。在籍している日本語教師の教育スキルの差もありますし、送り出し機関の日本語教育に対する意欲のレベルもさまざまです。

さらに、提携する監理団体の日本語教育方針や、監理団体と送り出し機関の連携の質も大きな影響を及ぼします。熱心な監理団体は、実用的な教育に注力するため、実地で使用するツールを写真と現地語訳付きで単語帳にまとめ、送り出し機関の授業で活用させるなどの取り組みを行っています。

【2】送り出し機関の教え方の問題

また、多くの送り出し機関では、授業において『みんなの日本語』という教材を用いていますが、これは主に日本に留学する学生を対象としており、その内容は留学生が日常生活で使用する日本語に焦点を当てています。一方で、技能実習生が現場で必要とする日本語は異なるため、二者間には大きな違いがあります。

また、送り出し機関に在籍する教師の一部は元技能実習生で、N3レベルの日本語力しかなく、日本語を教えるための専門的な研修なども受けていません。そのため、文法や発音を間違ったまま教えていたり、実習生からの質問にも答えられないといった問題が発生します。

外国人技能実習生の日本語上達のために受け入れ企業ができること

入国後の実習生の日本語が少しでも上達するために、職場で取り組めることを紹介します。

【1】仕事中は技能実習生に常に日本語のメモをしてもらう

実習生が理解できない単語や初めて聞くフレーズがあった際、その言葉の発音と意味をメモすることは非常に効果的です。私たち日本人も同様で、仕事中に新しい単語や手順に出くわすと、メモしないと後で忘れてしまうことがあります。

「メモを取ることで作業が遅くなるのではないか」と心配するかもしれませんが、徐々に日本語をしっかり覚えていくことで、長期的には作業の効率が向上することが期待できます。

【2】外国人技能実習生には簡単な日本語で話しかける

実習生には、なるべく簡単でシンプルな日本語で話しかけましょう。相手が理解できないときは簡単な日本語に言い換えたり、一文一文を短く区切って指示するなど、臨機応変に対応することが重要です。「停止する」は「止める」、「接着する」は「つける」など、子どもでも理解できるような日本語に言い換えると良いでしょう。

また、「この段ボールを5階に運んで中身を出してからつぶしてください。」などと一文で多くのことを伝えると混乱するので、「この段ボールを5階に運びます。中身を出します。段ボールをつぶします。」などと区切りながら伝えると理解してもらいやすくなります。

技能実習生がわからない時は質問してもらう

もう1つ大切なことは、実習生がわかっていない時は、「わかりません。教えてください」などと質問してもらうことが大切です。技能実習生によくあることとして、わからないことでも「わかりました」と言ってしまうことがあります。そのため、実習生がわかっていないと感じたら、「わかりませんでいいよ」と伝えてあげると良いでしょう。

短期間で外国人技能実習生の日本語を上達させる方法

仕事中のメモや簡単な言葉で話すなどの現場レベルでの努力は大切ですが、日本語の基礎的な力はやはり文法や単語をしっかり勉強することによって身につけられます。しかし、実習生に仕事が終わって帰宅後自分で勉強するように伝えても現実的にはなかなか難しいです。

短期間で日本語力をレベルアップするのにおすすめなのが、オンライン日本語教育です。 例えば、弊社「日本語オンラインスクール」は、技能実習生向けにカスタマイズしたオンライン日本語レッスンを行なっています。

実際に技能実習の現場で行われる会話を想定して作られたオリジナル教材を使うので、市販の教材とは実践力が格段に違います。語彙や文法も、技能実習生が多く在籍する建設・農業・介護・製造などの業界に合わせて厳選しています。

日本語オンラインスクールは講師や他の実習生との会話中心の授業なので、机に向かってする孤独な勉強とは違い、楽しみながら日本語力を向上させることができます。授業で日本語を話すことに自信がつくと、仕事でも積極的に日本人社員に話しかけたり質問できるようになる実習生が多いです。

現在、日本語オンラインスクールでは無料相談を受付中ですので外国人技能実習生へのビジネス日本語研修にお悩みの方はぜひ以下までお問い合わせをいただけますと幸いです。

【日本語オンラインスクール:無料相談受付中】

https://nihongo-jinzai.com/contact/

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