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外国人社員の入社後に必ずビジネス日本語研修のオンボーディングが必要な理由
2023年4月26日 公開
ここ数年、「オンボーディング」という言葉が、広まり、新卒社員向けなどで導入をしている会社も多いでしょう。外国人社員を採用する際は、外国人特有の考え方や課題から外国人向けのオンボーディングを設計することが求められます。既に用意しているオンボーディングに加えるだけでも、外国人社員が安心して働くことができ、早期離職を防げます。今回は、オンボーディングの目的や導入方法を紹介します。
オンボーディングとは
そもそも「オンボーディング」とは、新しく組織に入ったメンバーに対しての教育・育成プログラムです。新入社員を組織に定着してもらい、早期に活躍できるようにするための必要なものになります。
オンボーディングを導入する最大の目的は、採用した人材の早期退職を防止し中長期的に定着させ、実務においても即戦力化することにあります。特に外国人社員の場合は、日本で働くことに慣れていないため、会社側でフォローし、相互コミュニケーションを取れる場を作ることが必要です。
外国人のオンボーディングの流れ
外国人社員を採用する際にモデルとなるオンボーディングを入社前から入社1年後までの時期別にご紹介します。
【入社前】
既存社員の異文化理解
まずは既存の日本人社員に外国人を受け入れる体制を構築するために、外国人を採用する目的などを伝え、現場の理解を得ましょう。また文化の違いからコミュニケーションのギャップが起こるので、国籍や文化などに配慮できるように、知見のある外国人研修会社など外部に頼ることも一つの方法です。
気軽に相談できる窓口を用意
面接では上司などが担当するため、日本の生活に関する質問や実業務に関する福利厚生など些細な質問が出来ずに外国人が入社前に不安を感じているケースがあります。そのため、人事や総務の窓口担当を決め、入社前に気軽に質問や相談ができるような環境を作りましょう。
【入社後】
入社オリエンテーション
日本人社員で実施している入社オリエンテーションで基本的に同じで問題はないですが、社内のルールや業務内容などを丁寧に説明をするように心がけましょう。「なぜそれを行うのか」理由を合わせて説明すると理解が深まるでしょう。
社内メンバーとのコミュニケーション
人事や上司以外のメンバーとコミュニケーションできる場を用意しましょう。ウェルカムランチやmtgの場など短時間でも良いので、なるべく多くの社員と接点を作ることで、会社の雰囲気など理解が早まるでしょう。
週次や月次での1on1実施
外国人社員のパフォーマンスを上げるために、出来る限り上司による1on1を実施しましょう。業務進捗の確認だけでなく、業務の振り返りを行い、経験学習のサイクルを作ります。 入社直後に孤独感を感じてしまうと、パフォーマンスの低下にも繋がるので、会社のことを一通り理解するまでは、オフラインで1on1を実施するもの良いでしょう。
業務研修に関して
さらに実業務を開始するようになった後、日本特有のビジネス習慣であったり、社内外の人たちとのコミュニケーションについて円滑にできるようにフォローをすることが大事になっていきます。
特に日本特有のビジネスマナーでだったり、礼儀作法も含め外国人社員にとって新しく覚える事はたくさんあるため、特に入社後から３ヶ月~半年程度は現場の教育担当や上司のサポートは欠かせないものになります。
しかし、これを社内のリソースで対応するとなるととても大変です。特に外国人社員を複数採用するとなると、なかなか現場の仕事も回らなくなることもあるでしょう。
そこで解決策のひとつとして時間と場所にとらわれないオンラインでのビジネス日本語研修が有効です。特に外国人社員がつまづきやすい、日本独特のビジネス習慣・文化に慣れるにはビジネス日本語研修のオンボーディングをしっかり受けることで、外国人社員が日本でのビジネスに慣れる事ができ、将来的な活躍であったり、定着率の向上にも寄与することが期待できます。
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