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外国人従業員が活躍できる企業の特徴とは

2023年4月19日 公開

近年では、日本国内で外国人の人材採用は当たり前のものとなってきました。大企業のみならず中小企業、ベンチャー企業に至るまで、人材不足への対処だけでなく、グローバル化による業績向上の目的で業界を問わず、外国人を採用する企業がますます増えています。

一方で外国人を採用してもすぐに辞めてしまったり、期待していた通りに活躍せず、本人のモチベーションも下がっている、といった悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで当記事では、外国人が活躍している企業ではどのような特徴があるのか、2つの点に絞って紹介をしていきます。

1. 社内でのビジネスコミュニケーションを重要視

外国人を雇用する多くの会社は、日本人を含めた社内でのビジネスコミュニケーションを非常に重要視しています。なぜなら、そもそも外国人と日本人の間ではミスコミュニケーションが発生しやすい傾向があるからです。

例えば、日本人のコミュニケーションでは「暗黙知」を含むことが多いです。これは日本語がハイコンテクストと呼ばれる、「すべてを言葉にする必要はなく、お互いになんとなく理解することができる・空気を読んで察する事ができる」という特徴を有しているからです。

例えば、職場でプリンターが用紙切れになっていた際、上司が部下に対して、「印刷できなくなっているよ」といったシーンがあるとします。これは言葉の裏に「プリンターに印刷用紙を補充してください。」という意味が込められており、聞き手である部下はこれを理解し、インクと印刷用紙のどちらかが切れてるのかを確認して対応をします。

このように、日本人の会話、特にビジネスコミュニケーションの現場においては、曖昧な表現を好んだり、多く話さないといった言葉の背景が外国人には伝わりにくい傾向があります。そのため、話し手よりも聞き手の方が責任が重く、聞き手の能動的な解釈に依存していると言えます。

しかし、文化やコミュニケーションの慣習が違う外国人では、言葉の後ろにある意図が伝わらない可能性が高いでしょう。これは、自分の伝えたいことを明確な言葉にする文化で生活した人も多いからです。そのため、コミュニケーションギャップが起きてしまい、日本人が思ったように外国人社員が動いてくれないということがよく起こってしまうのです。

ミスコミュニケーションがよく起きる場では外国人は自分の仕事になかなか自信を持つことができず、自分の力を発揮することはできません。折角専門的なスキルがあるにも関わらず、コミュニケーションにストレスを感じてしまい、孤独を感じてしまう可能性があります。外国人従業員に指示を出す際には、目的・理由・期限をしっかりと言葉で伝え、理解の確認を徹底しましょう。

また、安心して職場で働けるように、日本人同僚とのコミュニケーションの場を増やしたり週次で1on1制度などを設けて、特にミスコミュニケーションが起きた時はなぜ起きたのかをしっかりと原因を指摘して、次からはどのように齟齬がおきないかどうかを改善したらよいかを認識合わせをすると良いでしょう。これを繰り返していくことでミスコミュニケーションの回数が減っていくことが期待できます。

2. 日本人と同じ評価制度

外国人が活躍している企業では、外国人だからといって日本人従業員と別に扱ったり特別扱いはしていません。国籍や性別に関係なく、昇進や昇格の機会が与えられており、日本人と同じ評価制度が用いられています。

特に評価制度に関しては、明確かつ定量的な評価基準を作ることが重要です。日本での就労を希望する大半の外国人は、向上心が高いです。そのため、自身が正当に評価されていないと感じると、ストレスや不満が溜まり転職してしまう可能性があります。評価基準を見える化し、客観的な評価を行う必要があります。

また、評価について丁寧なフィードバックをすることも重要です。ただ評価の結果だけを伝えられただけでは、納得できない社員も存在します。良かった点や改善すべき点についてしっかりと説明を行うことで、さらなる活躍が見込めます。

外国人が活躍している企業では月次で面談を行うケースが多いです。部下と上司の認識をすり合わせることで、双方が納得いく評価につながります。フィードバックの場では、「よくやってくれてる」といった抽象的な説明で終わらせるのではなく、具体例を示しつつ説明しましょう。具体的なフィードバックを心掛けることで、評価面談は上司と部下の間での重要なコミュニケーションの場にもなるからです。

外国人の日本語ビジネス研修をご検討の方へ

いかがでしたでしょうか。
ビジネスコミュニケーションに慣れる為には、社内での取り組みも重要ですが、なかなか社内リソースの状況次第で十分な時間がとれないこともあるかと思います。そのような時は外部のビジネス日本語研修プログラムを活用することも良いでしょう。

ビジネス日本語研修でしっかりと現場で想定されるコミュニケーションのケーススタディを学んでもらい、実際の職場で実践を重ねる事が大事です。

日本語オンラインスクールでは、ビジネス現場を想定したカスタマイズレッスンのご提供が可能です。また、受講生のそれぞれの日本語能力とご希望に応じたカリキュラムを構築し、また、ご予算に合わせた最適な研修も可能ですので予算・人数・期間・到達目標などをお伺いして、最適なプランをご提案させていただくサービスをご用意しています。 現在、無料相談を受付中ですので外国人従業員の日本語研修にお悩みの方はぜひ以下までお問い合わせをいただけますと幸いです。

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