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国籍別の得意分野と苦手分野は何??ネパール編?

2022年9月19日 公開

ネパール人の日本語学習者は増加の一途を辿っており、日本学生支援機構の2021年留学生の状況を見ても国別で中国、ベトナム、ネパールと上位3カ国の一つに入ります。留学生の数が多いとなれば、日本で就職をするネパール人が多いことも予想できるのではないでしょうか。

今回はネパール人の得意分野と苦手分野などについて話していきたいと思います。

読み書きより話すことが得意

言語を身につける上で、四技能のバランスが良いことを重視することが多いのですが、ネパール人の場合はこのうち、「話す」ことに長けている学習者が多いと感じます。日本語学校や専門学校で働いていた時も感じていたのですが、休憩時間は友達と集まり、よく話している姿を見かけました。

そして人懐っこい性格のネパール人も多いのではないでしょうか。休憩時間は同じ国籍や民族で集まることも多いのですが、教師である私や他の国の人たちにも話しかけることが多いのも話すことが得意になる理由の一つだと感じます。

また一年経たずにティチャートークを意識せずとも、こちらの意図を理解してくれるネパール人もいます。

漢字に苦手意識、長音・促音が苦手

ネパールは非漢字圏であるため、漢字に苦手意識がある人が多いのも事実です。以前、大学進学を考えていましたが漢字が苦手なので、英語で授業が行える大学を探しています。先生一緒に探してください」という学生がいました。他には「漢字が分からなくても日本で生活します。できますか?」と何とも無茶な質問をしてくる学生もいました。

このようなネパール人は就職してから、「先生が言っていた通りでした。あの時漢字を勉強していればよかったです」と後悔の念を抱くようです。

また長音・促音が苦手なネパール人も多くいます。SNSメッセージのやり取りでは「どうやって」を「どうやて」、「大丈夫です」を「だいじょぶ」「だいぞぶ」、「そうですね」を「そですね」と送ってくることもあります。

そのため「話す」以外の「聞く」「読む」「書く」の作業が一致していないことが多いのではないかと考えることもありました。

ネパール人の人柄・面白いところ

ネパール人と聞いて一番はじめに思いつくことはどんなことですか?私は澄んだ瞳や屈託のない笑顔を思い出します。他には祭りや踊りが好きで、お酒を飲む人が多いイメージでしょうか。人によってはのんびり、時間にルーズと感じる人もいるかもしれません。

一つ私の中でおもしろい習慣?だなぁと思ったことがあります。寒い冬の日であまり太陽が出ていない日が続いていました。そんなある日太陽が出てきたところを見て、ネパール人がゾロゾロと集まり、日光浴を始めたのです。何とも不思議な光景でしたが、理由を聞いたところ「先生、ビタミンD大事だから、今作ってます」と言われました。

この光景は一度だけではなく、その後何度も見かけるようになりましたが、とても印象的でした。

家族を大事にする人も多いですね。信仰心が強く、現在は廃止されていますが「カースト制度」という身分制度に従って職業や結婚などを決めるネパール人もいるようです。そのため、結婚式を挙げるために国に帰りたいと相談されたケースもあるのではないでしょうか。

他にはネパール人は日本で生活しているためにネパール人のコミュニティを持っていることが多く、その意見を大事にします。例え、日本人として正しいことを言ったとしても、そのコミュニティの意見を優先することもあるため、こちらの意見が通らずもどかしさを感じることもあります。

しかしながら、ネパール人の人柄は日本人にとって、親しみやすさがあります。困ったことがあると、助けようとする人も多く、私たちが忘れかけている親切心や素朴さを持っているネパール人にはっとさせられることがあります。

まとめ

日本語教師から見た、ネパール人の特徴についてまとめてみましたが、いかがでしたか。ネパール人が日本の企業で働く可能性は留学生の国別の状況から見ても増え続けることが予想されます。

今後企業で働く場合もネパール人の特性を理解し、文化の違いを尊重してより良い関係を築いていくことが、大切です。

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