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製造業で働くインドネシア人の日本語オンラインレッスン

2022年8月31日 公開

今回、製造業で働くインドネシア人スタッフに「将来的に日本の本社で働いてもらうことを考えているため、日常的な会話のやり取りからクライアント対応といった社外の対応ができるようにして欲しい」と日本語オンラインレッスンの依頼がありました。

レッスンを受ける前のレベルは?

今回、このレッスンを受講した生徒の場合、以前日本で生活していたこともあり、日常的な会話はほぼ問題がありませんでした。しかしところどころ文法の使い方が間違っていたり、活用の仕方を忘れていたりしているなぁと感じましたが、レッスンを重ねていくことによって、思い出していくだろうと確信がありました。

その理由は話す時間が長ければ長いほど、使用する語彙が増え、特に意識しなくとも使いこなせていたからです。そのため、会話力を増やすとともに文法にも重点をおき様子を見ることになりました。

思わぬところに障害が・・・

日本語のオンラインレッスンを受ける生徒さんが、常にモチベーションが高ければもちろんレッスンの進捗や定着度もその分グッと上がります。しかし、家庭の事情や自身の置かれている状況によって生徒さんの日本語レッスンへのモチベーションが変わることも多いです。

皆さんも何か思い当たる出来事はないでしょうか。例えば学生時代、好きな人ができて勉強に集中できなかったり、家族が病気になって勉強する時間がなくなってモチベーションが下がったり・・・。

このように日本語オンラインレッスンを受けている生徒さん達も、それぞれ環境が異なり、大なり小なり色々な感情が渦巻いています。ましてや業務で使用するために日本語を覚えなければならない場合は、プレッシャーを感じることもあるでしょう。

今回のインドネシアスタッフの場合は、プライベートであった出来事を気にしてしまう傾向があり、レッスン中に相談を受けることもありました。「レッスンではなく、相談を受けるのはどうなのか。それは日本語教師がやることなのか」と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

しかし私の経験上、自分で気持ちを切り替えられるのであれば良いですが、生徒はモヤモヤした状態でレッスンを受けても集中できないことがほとんどです。そのため何か相談したいことがあれば、すぐに聞いて心の中の不安や不満を解消できるように努めています。

今回の彼の場合も悩みを話した後、集中してレッスンに取り組み、表情も変わっていたので、たとえレッスン中でも必要なことだと感じています。

もちろんこのような出来事は、必要に応じて生徒に確認を取った後、企業様へ情報共有を行う場合もあります。ケースバイケースではありますが、日本語の定着度を上げるためには、まずは本人の悩みや不安といったネガティブな感情と向き合うことも大切です。

レッスン内容

今回のレッスンの場合、日常会話とビジネス日本語それぞれのテキストを用いて行いました。前半のレッスンでは日常会話のレッスンでは文法を集中的に行い、ロールプレイ、ロールプレイからどんどんオリジナルで会話を続けていく方法を取りました。

気を抜くと話が脱線してしまうことがあるので、会話の最終地点を決めることも忘れてはなりません。うまく話を誘導できるように、生徒側も考えて話す必要があるので、頭を使います。ロールプレイが終わったあとは、よくできた点や改善点について話し合います。

フィードバックの時間を持つことによって、自分が出来た所を再確認し、出来なかった所を次回の課題にします。このようにステップアップしてレッスンを進めて行きました。

ビジネス日本語のテキストでは、場面を設定しロールプレイを行いました。業務説明、クライアント対応、プレゼンテーションなど多岐に渡り、おのずと敬語を使用する場面も増えてきます。

生徒がよく混乱する日本語の一つとして、敬語を挙げることが多いのですが、ビジネスでは必須です。この使い方を間違えてしまうと相手にイヤな気持ちを抱かせることも多いので、念入りに尊敬語・謙譲語の使い方を覚えてもらう必要があります。

生徒の中にはパッと敬語が出てこない、と話してくれることもありますが、頭で覚えるより耳の集中力を高めて、何度も繰り返し聞いて話してください。それと使いやすい敬語をパターン化して覚えるようにしましょう。と話すことも多いです。

テキストを見ながら話すと、いつまでたっても覚えません。また人間の感覚記憶は視覚情報よりも聴覚情報の方が長いと言われています(視覚情報:1秒以内、聴覚情報:約4~5秒)

インドネシア人スタッフへもテキストの内容は見せずに、耳だけを頼りに練習を行った所、敬語を使いこなせるスピードが加速したように感じました。このように私のレッスンではテキストで型を覚えてもらいますが、耳だけを頼りに話す練習も心がけています。

まとめ

モチベーションを維持しつつ、何ヶ月も日本語オンラインレッスンを受けることは、とても時間と労力を費やします。今回も企業様にはとても親身になっていただき、最後まで終えることが出来ました。ありがとうございました。

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