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日本語のオンライン研修のメリットとデメリットとは

2023年5月29日 公開

近年、オンラインでの日本語レッスンを受講する外国人や外国人従業員を受け入れている企業がオンラインでの日本語研修を導入する例が急増しています。
特にコロナの流行後、ZOOMやSkypeを用いたオンラインでのコミュニケーションや会議が一気に普及したことも追い風となり、今後はより一層日本語の研修がオンラインか対面型のどちらかを選択することがスタンダードになっていくことが考えられます。
そこで今回の記事では、「オンラインでの日本語研修」のメリットとデメリットを紹介していきます。外国人の日本語研修を検討されている方はぜひそれぞれの善し悪しを比較していただき、受講形式を決める際の参考となれば幸いです。

オンラインでの日本語研修のメリット3点

1.受講料が対面型よりも安い

オンライン学習サービスは、物理的な校舎を持たないため、運営コストが抑えられ、その分、生徒に手頃な学費で学びの機会を提供できます。日本の語学学校は学費が年間で数十万以上かかるため、低予算で学びを希望する人にはおすすめです。

2.マンツーマンでの個人レッスンも可能

言語を習得する上での秘訣は、「話すこと」が非常に重要です。 グループレッスンの場合、レッスン時間やグループの人数によって発言機会が制限されることがありますが、個人レッスンでは講師に独占され、多く発言できるため、短期間で効果的にレベルアップすることができます。これが個人レッスンのメリットです。

3.時間と場所の制約がなく学べる

日本語を学びたいと思っているけれど、忙しくて語学スクールに通う時間を確保できない、また、仕事があるため語学スクールに通うことができないなど、語学スクールに通えない理由はたくさんあると思います。

しかし、オンラインで日本語を学ぶことによって、早朝から深夜までの時間帯でもレッスンを予約することができます。つまり、通勤前や帰宅後など、自分の都合の良い時間に日本語のレッスンを受けることができます。

オンラインでの日本語研修のデメリット2点

1.モチベーションの維持が難しい、という問題点

オンライン学習には、好きな時間に予約できるというポジティブな面がありますが、それが受講者の継続意欲を減退させる原因にもなり得ます。一般的な語学スクールでは、曜日や時間が定められているため、自分でアクティブに学習することが苦手な人でも、強制的にでも学習を継続できます。オンラインサービスの場合、柔軟度がある反面、継続するためには自分自身でモチベーションを維持しなければなりません。

また、一つ目は現状のレベルと目標レベルについて外国人スタッフ自身がきちんと把握できていない場合です。国柄にもよりますが、日本人社員が求めるレベルに達していないと感じていても、外国人スタッフ自身は日本語が話せていると思っており、日本語レッスンを受ける必要はないと感じていることもあります。

国柄にもよりますが、日本人社員が求めるレベルに達していないと感じていても、外国人スタッフ自身は日本語が話せていると思っており、日本語レッスンを受ける必要はないと感じていることもあります。

別記事：外国人社員のモチベーションが上がらない理由と解決策について

2.リアルでの対面コミュニケーション力が磨かれない

オンラインでの日本語学習には、「対面での会話とは異なる」という懸念点があります。実際、相手と目の前で対話することで得られる雰囲気や感覚、話し相手の微細な表情の動き等は、PCやスマホの画面越しだと十分に読み取る事は難しい場合があります。また、画面越しには落ち着いて話す事ができても、実際に対面だと緊張をして上手く話せなくなる外国人もいます。

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