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外国人社員の日本語レベルチェックが鍵!研修の受講率を上げるクラス分け
2026年7月5日 公開

外国人社員を採用し、法人向けの日本語研修を導入する企業が増えています。その際、「まずは全員同じカリキュラムで始めよう」と考えてしまうケースが少なくありません。
しかし、事前の日本語レベルチェックを疎かにしたまま研修をスタートさせると、社員の学習意欲が下がり、受講率や継続率が確実に低下してしまいます。
本記事では、研修を成功させるための工程である事前の日本語レベルチェックがいかに重要かについて解説します。
さらに、レベルチェックの結果を活かして研修の受講率を上げるための具体的なステップもご紹介します。
法人研修において事前の「日本語レベルチェック」が重要な理由

日本語研修を導入する目的は、外国人社員のコミュニケーション能力を向上させ、現場での戦力になってもらうことです。そのためには、まず学習を継続してもらう必要がありますが、事前のレベルチェックを行わないと様々な問題が発生します。
とりあえず始める|一律の研修が失敗する仕組み
受講者の日本語能力は、「ひらがなが読める程度の人」から「日常会話は問題ないがビジネス敬語が苦手な人」までさまざまです。現状のレベルを正確に把握しないまま、全員に一律のカリキュラムを受けさせると、以下のような問題が生じます。

このように、個々のレベルに合っていない研修を強制することは、全体のモチベーション低下を招き、結果として研修そのものが失敗に終わる大きな原因となります。
レベルチェックがその後の受講率と継続率を決める
多忙な外国人社員に学習を継続してもらうための最低条件は、自分のレベルに合った適切な難易度で学ぶことです。
少し頑張れば理解できるというちょうど良い難易度を提供することで、達成感が生まれ、学習へのモチベーションが維持されます。
つまり、事前のレベルチェックによって適切なクラス分けを行うことが、その後の研修の受講率と継続率を高く保つための最も重要な要素となるのです。
▼ 受講率・継続率を上げるためのマネジメント術についてはこちら
「研修に来ない・伸びない」をゼロにする。外国人社員の日本語研修受講率を上げるためのマネジメント術
JLPT(日本語能力試験)だけでは不十分な理由とは?
事前のレベルチェックを行う際、「履歴書にあるJLPT(日本語能力試験)のスコアで判断すればよいのではないか」と考える人事担当者様も多いかもしれません。
しかし法人研修において、JLPTのスコアだけを頼りにするのは不十分です。
知識(座学)と実践(会話力)の大きなギャップ
JLPTは、漢字の読み書きや文法、長文読解の能力を測るための試験です。この試験にはスピーキングのテストが含まれていません。そのため、試験のスコアと現場での会話力には、以下のような大きなギャップが存在します。
【表】JLPTスコアと実際の会話力のギャップ例

このように、高い資格を持っていても実務で話せない社員がいる一方で、資格がなくても積極的に会話ができる社員もいます。
そのため、ペーパーテストの点数だけでクラス分けをしてしまうと、実際の会話レベルと合わなくなり、研修の効果が半減してしまいます。
本当に測るべきは実務でのアウトプット力
ビジネスの現場で求められるのは、相手の指示を正確に聞き取り、自分の考えを分かりやすく伝える力です。
研修を成功させるためのレベルチェックでは、どのくらい相手の意図を汲み取り、自分の言葉で返答できるかという実務でのアウトプット力(会話力)を正確に測る必要があります。
プロの講師との会話を通じて、この実践的な能力を測ることが研修設計の第一歩となります。
研修を成功に導く!レベルチェックを活用した3つの設計ステップ

それでは、正確なレベルチェックをどのように研修設計へ落とし込めばよいのでしょうか。受講率を高め、成果を出すための具体的な3つのステップを解説します。
STEP①現状の正確な把握(独自の会話レベル測定)
まずは、自動採点のツールや筆記テストに頼らず、プロの講師による実践的な会話力のアセスメントを実施します。
「簡単な挨拶ができるか」「業務上の質問に対して論理的に答えられるか」など、独自に設定した会話レベルの測定基準を用いて、受講者一人ひとりのスピーキング力とヒアリング力を正確に数値化して把握します。
STEP②個々のレベルに合わせた適切なクラス分け
現状のレベルを正確に把握できたら、その結果に基づいてクラス分けを行います。
- 初級レベルの社員:基礎的な文法や日常的なコミュニケーションに特化したクラスへ配置
- 中・上級レベルの社員:ビジネス敬語の習得や、会議での発言力を鍛える実践的なクラスへ配置
特に、中途採用が多いITエンジニアなどはレベルのばらつきが激しいため、少人数グループやマンツーマンレッスンを適切に組み合わせることが、受講率を維持する上で非常に重要です。
STEP③業務に紐づいた正しいゴール設定
クラス分けが完了したら、それぞれの受講者に対して明確なゴールを設定します。「半年後にN3に合格する」といった資格取得のゴールだけでなく、業務に直結した目標を立てることが大切です。

このように、具体的なビジネスシーンを想定したゴールを設定することで、社員の学習意欲が高まり、会社としても費用対効果(ROI)を測定しやすくなります。
▼ 事前のゴール設定と予算の考え方に関する詳細はこちら
日本語研修の費用相場は?人材育成担当者が知るべき予算の考え方と設計指針
日本語レベルチェックと研修設計なら「日本語オンラインスクール」へ

外国人社員の日本語研修を成功させるためには、レッスンそのものよりも、事前のレベルチェックとクラス分けといった「最上流の運営設計」が極めて重要です。
自社に最適な研修を組み立てたいとお考えでしたら、ぜひ当社の法人向け研修サービス「日本語オンラインスクール」にお任せください。当社では、以下のプロセスで貴社の研修を成功へと導きます。
ペーパーテストでは測れない独自の会話レベル測定
当社では、JLPTなどの筆記テストだけでは測れないビジネス現場での実践的なスピーキング力・ヒアリング力を正確に診断します。
プロの講師が実際のビジネスシーンを想定した会話テストを行い、当社独自の10段階の会話レベル基準などを用いて、受講者の現状を細かく可視化します。
これにより、「文法は知っているが話せない」「語彙は少ないがコミュニケーション意欲は高い」といった、一人ひとりのリアルな課題を浮き彫りにします。
▼ 当社が使用している「独自の会話レベル測定ツール(10段階基準)」の詳細はこちら
外国人社員様の日本語会話レベル測定ツールのご紹介
アセスメント結果に基づく個別最適化された研修設計
正確なレベルチェックを行った後、当社が貴社の企業規模や育成目的に合わせて最適な研修プランをゼロから設計します。

このように、アセスメント結果に基づいた綿密な設計を行うことで、受講者の挫折を防ぎ、研修予算を無駄にすることなく最短距離で現場の戦力化へと導くことができます。
人事の負担をゼロにする進捗管理とレポーティング
事前のレベルチェックとクラス分けが終わった後も、学習をやりっ放しにはさせません。受講開始後は、独自のシステムと専門のサポート体制を用いて、未受講者へのフォローやスケジュール調整といった運用実務を徹底して行います。
さらに、研修前のアセスメント結果と研修後の成長度合いを比較した進捗レポートを定期的に提出するため、人事担当者様は手間をかけることなく、経営層へ客観的な成果(ROI)を報告することが可能になります。
▼ 大規模な受講管理とアセスメントを組み合わせた成功事例はこちら
外資系ITコンサル企業における 80名規模・日本語研修導入事例|受講管理と達成率を重視した設計とは
まとめ|研修成功の第一歩は正確なアセスメントから

外国人社員向けの日本語研修において、「とりあえず全員同じ内容で始めよう」という見切り発車は、受講者のモチベーション低下と研修の形骸化を招く大きな原因となります。
研修の受講率と継続率を高く保ち、現場で本当に使える日本語力を身につけさせるためには、事前の「日本語レベルチェック」による正確な現状把握と、それに基づく適切なクラス分け・ゴール設定が絶対に欠かせません。
「現在いる外国人社員の日本語レベルを一度正確に測ってみたい」
「レベルのばらつきが激しく、どう研修を組み立てていいか分からない」
とお悩みの人事・人材開発担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。貴社の課題に寄り添い、失敗しないためのレベル診断と最適な研修プランを無料でご提案いたします。
