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外国人社員の日本語会話レベルを伸ばす上で、モチベーションを維持するには

2022年6月25日 公開

外国人社員と一緒に働いていると「コミュニケーションを取る方法が分からない」「どうやってモチベーションを引き出したら良いだろう」と悩むことはありませんか。

文化的背景や価値観の違いなどから、外国人社員とのコミュニケーション不足やモチベーション維持に悩んでいる方は少なくありません。そこで今回は外国人社員とのコミュニケーションの取り方やモチベーション維持の方法について紹介します。

上司や同僚から「会社の一員」だと感じる機会を作る

これは外国人社員に限らず日本人社員にも言えることですが、上司や同僚から自分が行っている仕事に対して認めてもらう機会が多いと、意欲的に働こうという意識が芽生えます。

人には誰しも自分を認めて欲しいという「承認欲求」があります。これは周囲から認められ必要とされることで、仕事に対してのモチベーションの向上や信頼関係の構築に繋がります。

業務内容が忙しかったり、コロナ禍でコミュニケーションの機会が減ったりすると、社員のストレスが溜まりやすくなります。特にマネジメント側は社員同士が承認しあえる仕組みを作ることが大切です。

モチベーションを維持する取り組みとは?

外国人社員と一緒に働く企業では、モチベーションを維持する方法としてどのような取り組みを行っているのでしょうか。例を挙げて確認してみましょう。

外国人社員と交流の場を設ける

例えば朝礼や退社の15分前など、外国人社員と日本人社員が話す時間を設けてみます。このときにトピックを決めて話すことも良いですし、業務内容で困っていることや質問などがあればそのことについて話すのも良いでしょう。

ある外国人社員の方は、毎日15分間直属の上司と話す時間を設けられました。トピックを決めるのは外国人社員の方です。質問も自分で用意しなければなりませんでした。はじめは質問が見つからず、5分で会話が終了することもありましたが、2週間位経つと会話に慣れ、上司のことが分かるようになり、上司も私のことについて理解してくれていると感じるようになりました。

また私がどこで日本語を言い間違えるのか、癖も分かり日本語の間違いを直してくれるようになりました。

と話しています。このように定期的に外国人社員と話す時間を設けることによって、日本語学習のみならず、モチベーション維持にも役に立ちます。今回の場合、直属の上司と話す時間を設けていましたが、業務で忙しいことも考えられます。担当制やグループなどを作って行うのも良いでしょう。

社内報や掲示板などで日本語を発信する

なかなか時間を設けて話す機会がない企業も多いことが考えられます。そのような場合は社内報や掲示板で、外国人社員に日本語で発信する場を設けてみてはいかがでしょうか。

例えば、外国人社員の国の文化、日本語で困っていること、日本に来て興味を持ったことなどについて発信してもらいます。このように業務内容以外で日本語学習において活躍できる場面を作っておくと、日本語の向上にもつながります。

そして大事なことは、目的を達成した後に承認をすることを忘れないようにしましょう。例えば「〇〇さんは△△についてよく考えているね。私も知れてよかったよ」などと承認を与えることで、日本語学習においてもモチベーションの維持に役立ちます。

まとめ

「人は誰かのために役に立っている」と感じると自己肯定感が上がり、もっと会社のために、自分のためにと頑張ろうとします。自己肯定感は自分自身を認めることと、価値のある存在として受け入れることです。

この感覚が減少して行くとパフォーマンスが下がることや離職につながることも考えられますので、モチベーションを維持するために、外国人社員と関わる機会を設けることなど工夫が必要です。

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