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インドネシア人社員社員向け日本語ビジネス研修ー基礎

2025年6月3日 公開

近年、日本国内では少子高齢化の影響を受け、多くの企業で外国人材の採用が進んでいます。中でも、経済成長が著しく、東南アジアでも随一の人口を有するインドネシアは若く優秀な人材が豊富で、社員の採用先の一つとして注目されています。

特に製造業、建設業、サービス業、介護、ITなど幅広い業種において、インドネシア人社員の活躍の場が広がっており、日本とインドネシアの人的なつながりはますます強まっています。実際、技能実習や特定技能、留学生として来日した後、日本企業で正社員として働くインドネシア人も年々増加しています。こうした流れを背景に、多くの企業が「外国人社員の定着支援」に力を入れ始めています。

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言葉と文化の"壁"──企業側の課題と研修ニーズの高まり

優秀なインドネシア人社員が日本で働く中で、大きな壁となるのが言語の違いと職場文化のギャップです。インドネシア人社員の中には、スキルに優れていながらも、業務上の報告や会議での発言、日本的な働き方に馴染めず戸惑うケースがあります。これは単に語学力の問題ではなく、「日本のビジネスマナーや職場文化」に関する理解不足によるものです。

そのため、企業側からも「採用後の日本語研修」へのニーズが高まっており、実務に直結する日本語+文化理解の教育が求められています。

つまり、「日本語を話せる」ようになるだけでなく、「日本人と一緒に働ける」力を育てる研修が、インドネシア人社員の定着と活躍に大きく貢献します。

言葉だけでなく、文化を学ぶことが成功のカギ

インドネシアと日本では、ビジネスマナーや働き方の価値観に多くの違いがあります。

たとえば、日本では「報連相(報告・連絡・相談)」を重視しますが、インドネシアでは上司への報告頻度が少ない文化もあり、「なぜ相談しなかったのか?」という行き違いが起きることがあります。

また、日本では上下関係に対して非常に丁寧な言葉づかいや態度が求められるのに対し、インドネシアではフレンドリーな関係性が基本であるため、敬語や表現のニュアンスに戸惑うケースもあります。

一方で、インドネシア側では以下の2点が日本と大きく異なることも理解しておくことが大切です。

【1】宗教的配慮が重要視される

インドネシアではムスリム人口が多く、職場でも礼拝時間の確保やハラール対応など、宗教的配慮が当然のように行われます。日本の職場ではまだ理解が進んでいない場合もあるため、自分から適切に伝える力が大切です。

【2】時間の捉え方の違い

日本では時間厳守が強く求められますが、インドネシアでは少しゆるやかな時間感覚を持つこともあります。日本で働く際には、スケジュール管理や納期の意識を強化する必要があります。

このような背景から、日本語を学ぶ際には「語彙」や「文法」だけでなく、日本独特の職場文化や相手への配慮を理解することが、仕事の成果に直結するのです。

インドネシア人社員向け 日本語研修の実例

当スクールでは、インドネシア人社員向けに、文化的背景を考慮した実践的な日本語研修を行っています。特に重点的に取り入れているのは、以下の3つのテーマです。

① 報連相(報告・連絡・相談)の徹底練習

インドネシアでは「上司から指示があるまで待つ」スタイルが一般的な場面もありますが、日本では自発的な報告や相談が求められます。

研修では:

  • 進捗報告やトラブル対応の場面を想定したロールプレイ
  • 「今、お時間よろしいでしょうか?」などの丁寧な切り出し方の習得
  • 相談すべきタイミングや判断基準のトレーニング

② 敬語と上下関係の使い分けトレーニング

インドネシアのカジュアルなコミュニケーションと対比し、日本の敬語文化を理解・運用する力を養います。

研修では:

  • 社内外の相手に応じた言葉遣いの違いをロールプレイ形式で実践
  • メール・チャットにおける定型表現(依頼・謝罪・返信)の訓練
  • 敬語の練習と自然な言い換え表現の習得

③ 「空気を読む」日本式会話術の習得

日本の職場では、直接的な表現よりも曖昧さや配慮が重視されます。

研修では:

  • 意見の衝突を避ける「婉曲表現」や「クッション言葉」の練習
  • 会議や雑談での「沈黙の意味」「聞き役の態度」の体験
  • 相手の立場を尊重するフィードバックの方法を学習

これらの研修は、インドネシア人社員が日本の職場にスムーズに適応し、実力を十分に発揮するための重要なステップです。

豊富な実績とノウハウを持つ日本語オンラインスクールのご紹介

私たち日本語オンラインスクールでは、これまでに多数のインドネシア人社員への研修実績を持ち、企業様ごとのニーズに合わせた柔軟な研修カリキュラムをご提供しています。

また弊社の日本語講師はすべてビジネス経験を持つ日本語教育のプロフェッショナルになります。初級から中上級までの日本語力に対応し、ビジネスマナーを含めた実践的な研修が可能です。オンラインだからこそ、現地での研修やリモートワーク中の学習にも対応できます。

オンラインでどこからでも受講可能、安心のサポート体制

当スクールの研修はすべてオンラインで提供しており、インドネシア国内はもちろん、世界中どこからでも受講が可能です。また、受講者が安心して学習を進められるよう、専任の講師による個別サポートや、学習進捗の管理、定期的なフィードバックなど、充実したサポート体制を整えています。

カスタマイズレッスンではケーススタディやロールプレイを取り入れた実践型の研修では、実際のビジネスシーンを想定しながら学習することができます。これにより、学んだ知識を即座に実践に活かすことが可能になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。当記事ではインドネシア人社員向けの日本語ビジネス研修の基礎について紹介していきました。弊社ではインドネシア人向けのビジネス日本語研修の事例が多数ございます。また、弊社にはインドネシア出身の社員も在籍しており、もし導入にご興味のある方がいらっしゃいましたらぜひ気軽にご相談をいただけますと幸いです。

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